いわせはいわせでもそのいわせじゃない【官道11】
前回の続きです。
前回、官道に西門ルートを辿り、福岡市南区高宮通り沿いの『石投げ地蔵』までやってきました。
今回はここから元気にスタートです。
すぐそばから左の坂道を上っていくと『野間八幡宮』が鎮座。
そのまま真っ直ぐ進むと、野間四つ角の交差点があって、
渡り終えてすぐ先のすぐのところに、
小さな橋が架かっています。
下を流れるのは、若久川。そう、ここは以前、
『旧貝島家住宅』を訪ねる際に通り過ぎ、
それからじゃあついでにってことで、そばを流れるこの若久川を上へ下へと辿ってみたりもしました。
って、ちょっと待って!
橋の名は!?iwase bridge。それすなわち、いわせ橋!!
書籍『1300年前の高速道路』には、
こんな記述がありました。↓
西門ルートは高宮通りに被る。鴻臚館から大宰府に向かう直線道路は警固断層に沿っています。石瀬(いわせ)駅→南区清水(石瀬橋)
そしてこちらの図も見てください。
鴻臚館と西門の間に位置した『石瀬駅』は、南区清水の石瀬橋だと記されているってこと!(書籍『海路』では南区三宅周辺とのお話もありましたが)。
そして私は今いわせ橋に立っている。あぁ見つけちゃった!と思ったのもつかの間、↓
橋のプレートにはこんな文字が。『磐瀬橋』。石瀬じゃない。悲しみ。
そもそもここは南区清水ではなく南区野間。とんだぬか喜びじゃった。完。では続きます。↓
この辺りを左へ進めば『高宮八幡宮』が鎮座。
そのまま西鉄高宮駅を過ぎ、西鉄平尾駅を過ぎ、
さらに高宮通りを駆け抜けます。↓
そして薬院大通りの交差点へ。前を横切るのが城南線。
右へ進むと『西鉄薬院駅』があって、
左へ進めば『小烏神社』それから、
桜坂へと道は続きます。
薬院大通り交差点の先には薬院六ツ角の交差点があって、
『日田街道中道通り』はこのまま真っ直ぐ道筋を描き、『上人橋通り』をすり抜けて『紺屋町通り』へと続きます。
その通り沿いには『香正寺』や、
『長圓寺』の姿もありました。
今回は、ここ薬院六ツ角で左へ逸れていくことにします。(鴻臚館へ向かう方角的に)
警固交番前から斜め左に細い路地を突き抜けてけやき通りへ向かう。↓
ちなみにここを右へ進めば、以前訪ねたお話をした本屋があったビルディングがあった場所へ。
さて『けやき通り』まで辿り着いたら、あとはそのまま通りを越えてもうひとふんばり。
ようやく『舞鶴公園入り口』に到着です。お疲れ様でした。ふう。
『鴻臚館』はもう目と鼻の先。
今回はここまで。次回に続きます。
よろしくお願いします。
【舞鶴公園入口】
福岡市中央区赤坂1丁目