リンドバーグ『ここは名島ですか』【名島飛行場跡】
【名島城の址】を見に行こうと思い、私は名島をフラフラ歩いておりました。
福岡都市高速の高架をくぐって先へ進むと
城浜団地が立ち並んでいます。
この道の先を左へ曲がって↓
すぐの辺りは↓
かつての名島城の『大手口馬出跡』らしいんです。↓(googlemap情報より)
「馬出」がなんのことだかさっぱり分からないので調べてみると
お城の堀の外側の門が、開いたときに丸見えで危険なので防御のために盛土をして防御を強化したもの
と、私は理解しました!!違ってたらごめん。
周囲に史跡を示すなにかしらがないかしらと思って見回すと、通りの脇に案内板を発見しました。
はあ?リンドバーグ通り!?
メンバーの実家があるとかそういうことかしら?
そばの石碑には『名島水上飛行場の跡』と刻まれている。
え?待って!?バンドのことじゃないみたい。
とりあえずwikiってみると
→名島水上飛行場(wikipediaより)
1930年に設置された水上機専用の飛行場。翌年1931年には、世界一周中のリンドバーグ夫妻が水上機シリウスに乗ってやってきた。陸上機が使えないという使い勝手の悪さから1934年に閉鎖。また名島橋は、飛行場のための道路整備の一環として架橋されました。
ここはアメリカの飛行家「チャールズ・リンドバーグ」から名づけられた通りだったのだ!!
チャールズは大西洋単独無着陸飛行を達成し名声を得た人物。パリに到着する際に『翼よ、あれがパリの灯だ』と言ったことでも知られていますが、どうやらこれは創作らしい。
本当は『ここはパリですか』という説が有力とのこと。せっかくなら『ここはどこですか』のほうがいいなあ、私は。
このリンドバーグ通りをはさんだ右側が、かつて水上飛行場があった場所みたい。現在は埋め立てられていて、想像もつきませんが。
名島城時代の地図で確認してみると↓
例の『名島城の馬出跡』は、通り左側の小道を入ったこの辺りっぽいなあ。↓
そして通りの右側は海というよりお城のお堀にあたるのかしら?1600年ころと考えると、それから300年後にお堀が飛行場になった!?
え?違う?は?
(※まるで違ってました!!→名島城を探してみたけど03【名島城址公園】)
頭がくらくらしてきましたが、せっかくですので飛行場の面影を求めて海まで向かってみることにしましょう。
通りに沿ってさらにまっすぐ進むと城浜小学校。↓
そのさらに奥が海。
海岸沿いの通りを左へ進めば名島神社です。
岸壁には名島の歴史を記したプレートがいくつかあり
リンドバーグについても写真入りの説明がありました。
ああ、この地にリンドバーグが飛行艇に乗ってやって来たんだなあ。
私は目の前に広がる海を眺めています。
くらくらする頭を抱えつつ、つい『ウォウウォウ』と口ずさむのでした。
【名島水上飛行場跡】
福岡市東区名島1丁目1-24