鹿部大池にはたくさんの蓮が咲き誇ったという【JRししぶ駅】
先日のこと。福岡県古賀市へ行ったついでに、
界隈を怪しく散策してみましたので、そのお話をしたいと思います。こんにちは。↓
古賀の町を流れる青柳川に沿って、
『歩いてん道(花鶴コース)』を歩く。
通りを外れて左へ進めば、
以前訪ねたことのある『鹿部山』へと道は続きます。
今回はそのまま川に沿って歩き、それから花鶴団地の中を突き進んでみたら、
ちょうどJR鹿児島本線にぶちあたりましたので、そこで左へ進路を変えて、今度は線路沿いを歩きます。
線路脇には、なにか訳ありっぽい建造物の姿が。
それから、雰囲気たっぷりといった感じの橋梁が姿を見せています。
ちなみに橋梁と言えば!
以前、筑紫野市の旧九州鉄道城山三連橋梁を見に行ったことを思い出しました。
そこであらためて城山三連橋梁について調べてみたところ、
筑紫野市のHPにこんなお話がありましたので、話がずれて恐縮だけど、まあ聞いてください。↓
九州で最初に鉄道営業を始めた九州鉄道株式会社の最初の着工区間(博多-久留米間)に建設された九州で最も古い時期の鉄道橋梁。
大正9(1920)年、この区間は廃線となり、この橋梁も鉄道橋梁としての役目を終えました。
続きます。↓
この路線には、その他に二日市の鷺田川、原田の宝珠川にも同時期の煉瓦造アーチ橋が架かっており、現在も鹿児島本線の鉄道橋梁として使われています。
現在も使われています!?これは興味深いお話。では古賀のお話に戻りましょう。
(※後日、九州鉄道の橋梁のいくつかを訪ね歩いたお話はこちらで!↓)
橋梁を横目にさらに歩いていくと、線路の先にJRししぶ(鹿部)駅が見えてきました。
ずいぶん新しい駅に見えます。ここでwikipediaししぶ駅の項を参照してみますと、↓
福岡県古賀市美明二丁目にある鹿児島本線の駅。2009年開業は漢字で「鹿部」と表記していたが、地元以外の利用者にもわかりやすくするため平仮名で「ししぶ」。もとは鹿部(ししぶ)という集落であった
とありました。2009年開業なら新しいはず。そんなししぶ駅の駅前ロータリーにはオブジェが立っており、説明書きもありましたので、
こちらも読んでみたいと思います。
以前この地にあった鹿部大池、通称「蓮根池」にはたくさんの蓮が咲いていたという。メインモニュメントは蓮・蓮根のイメージの中に窓を表現。モニュメントを囲む8本の柱はかつてこの地にあったといわれる『糟屋屯倉』をイメージ
とのこと。
糟屋屯倉についてはこちらの記事も!↓
といったところで、ししぶ駅界隈のお話を終わります。
果たして今後再び訪れることはあるのだろうか。そんな緊張感たっぷりのししぶ駅でした。完。
(2025/05 追記)
以前に訪れた『鹿部田淵遺跡』に立つ案内板によりますと↑、
遺跡の南に昔あった鹿部大池は市内では千鳥ヶ池に次ぐ広さで、フナやハスの花で有名でした。江戸時代に朝鮮通信使が相島に宿泊する際、鹿部大池のコイが料理に出されました
とありました。
【JRししぶ駅】
福岡県古賀市美明2丁目28-1