唐津街道（一部）を辿ってみた07【三面地蔵】
前回の続きです。↓
前回はといいますと、福岡市東区の香椎駅前地区にて、神功皇后伝説が残る『兜塚』を訪ねました。↓
それでは今回も元気に唐津街道を辿っていきましょう。
『兜塚』を後に、浜男橋の交差点を過ぎると、↓
「ラウンジ青柳」！ああ青柳町。ああ青柳宿。青柳宿を訪ねたのがもう遠い昔のことのよう。
ひょっとしてオーナーが唐津街道もしくは宿場町にこだわりがあるのかもしれません。次はラウンジ箱崎なのか。↓
冗談で・す・よ。さて通りを先へ進むと、↓
『JR香椎駅』。
こちらは以前、香椎地区が舞台として登場する小説『点と線』の、その事件の道筋を辿ってみる過程で訪ねたことがあります。↓
ちなみに、実際の映画のロケ地はまるで別の場所らしいんですけど。
『JR香椎駅』を過ぎた先には踏切があって、
目の前には香椎参道が『香椎宮』へと続いています。↓
踏切を渡ってすぐの場所には『香椎宮頓宮』（↓）が鎮座。↓
この辺りはかつて、遠浅の磯浜だったとききました。↓
また前回訪ねた『兜塚』（↓）で知ったお話では、呪いの石の穢れを除くため、200年もの間、頓宮下の海浜に石を放っておいたとありました。
参道を越えると、↓
『西鉄香椎宮前駅』前に到着。
まだまだどんどん進んでいきますよ。
『博多高校』そして、↓
『多々良中学校』を過ぎると↓
交差点の先に『一心寺』。↓
その『一心寺』の横を通る緩やかな坂道を上っていくと、唐津街道は3号線に合流することになります。↓
おやおや！？まあ！？見覚えのある景色じゃないですか！↓
それもその筈。以前、この3号線を風のように駆け抜けていたら、↓
通りの隅のところに、たまたま【唐津街道】辿りのきっかけとなる史跡『わくろ石』（↓）とその案内板を見つけたんです。
サンキュー、わくろ石！↓
その『わくろ石』から少し先のところで、3号線を離れて左の小道へ逸れていくことになります。↓
そこから続く細めの通り（今屋敷道）をそのまま進んでいけば、多々良川に架かる『多田羅大橋』へと道は続いていくわけですが↓
その途中の道沿いに『三面地蔵』なる案内が出ていましたので、ちょっと寄ってみたいと思います。↓
（※ちなみにここは、かつて足利尊氏が『多々良浜の合戦』を行った『陣の越』そばでもあります↓）
緑のアーチを抜けると、↓
そこに地蔵堂の姿。↓
説明書きなどありませんでしたので、福岡市のサイト（pdfで開きます）から参照させていただきますと↓
この碑は筑前竹槍一揆の犠牲者の慰霊碑。当時大蔵省役人2人が福岡に派遣されましたが、官吏と間違えて殺害され放置。そのことにより不幸災難が起こったため、三面地蔵の碑をここに完成させる
なんだかとってもヒドイお話のような気もしますけど。それもまた歴史というわけ。といったところで、今回はここまで。
福岡市東区の松崎地区多々良川そばまで辿り着きました。お疲れ様でした。
次回に続く！よろしくお願いします。↓
【三面地蔵】
福岡市東区松崎1丁目18