尊氏、多々良川を眺める【陣の越】

以前私は、足利尊氏と菊池武敏が戦ったという『多々良川の戦』の碑を見に、福岡市東区の地区へ行きました。(→魚鱗の陣形は背後が弱点【多々良浜古戦場跡】)↓

上写真の左奥へ進んでいくと↓

多々良川が流れていて↓

その川を越えた先の多々良浜右岸の高台には、足利尊氏が陣を構えたという【陣の越】があるらしいんです。

でも前回は、その場所がどこだか分からずじまい。↓

今回、私はとある情報筋からちらっと【陣の越】の場所を聞きましたので、さっそく訪ねてみようと思ったのであった。↓

それではさっそく多々良川を渡るわけですが、今回はちょっとコースが違います。

右を向いたこっちの先には↓

以前渡った多田羅橋がある。↓

そう、つまりここは真州崎橋。今回はこちらから攻めるでござる。↓

ちなみに、真州崎橋から見て海側(左)のずっと先には、ザ・名島橋が架かっています。→ゆるやかなカーブを過ぎたらそこは【名島橋】

さて、さて。



でね、あの小山の上に目的の地【陣の越】があるらしいんです!!↓

以前に、記事内で予想していた場所よりもだいぶ海寄りですね。↓

この小山をどこから上っていくかというと↓

松崎中学校正面の↓

脇に急な坂がのびている。ここです。

車の往来も激しい。

そして、こちらは松崎中学校の反対側。景色がよさそう。勉強もはかどるんじゃないかな。↓

案内板がありました。↓

先は行き止まりになって、配水場があると。↓

【陣の越】に関するなにかしらの説明板でもないかな、と辺りを見ていたら、配水場の端から小道がのびていて↓

こちらは陣越緑地というそうです。遊歩道。↓

良く整備されたきれいな小道が続きますが、木が生い茂っていて、外の様子は分からず。これじゃあ戦況が分かりませんよ!?

と、案内板がありました。

やっぱりここが【陣の越】。結局ここでも外は見えないけれど、おそらくこの向こうには多々良川が悠々と流れていることでしょう。

そしてこの地で尊氏は、菊池方の大軍と対峙し

結果、なんとも見事に勢力の巻き返しに成功したというわけ。

ほんのり夕焼けに包まれる多々良川がきれいだったな。


【陣越緑地】

福岡市東区若宮3丁目28