平安京でも見つかった傀儡・芸能の木製人形【都府楼南駅】
先日、福岡県太宰府市の西鉄都府楼前駅界隈を散策していた時のお話です。
駅そばからさらに歩いて、以前訪ねたことのある史跡「田中の森」方面へ向かっていたら、
そこからわりと近くのところに(そう近くでもないけど)、こんな案内を見かけたんです。↓

【都府楼南駅】。え待って、聞いたことない。利用したことない。怖い。初耳。神秘的。(利用しているみなさんごめんなさい)
ここからたった600m進んだところに、まだ見ぬ伝説の駅がある。これは訪ねるしかありませんよ!?こんにちは。
そこでさっそく訪ねてみることにしました。いっきにJRの線路まで直線で進み、

そこから左へ曲がります。

すると角のところに「都府楼西公園」があって、

さらにもう少しだけ歩いたところに【JR都府楼南駅】がお目見えです。無事に到着することができました。ご支援ご声援ありがとうございます。

さて、初めて【JR都府楼南駅】とご対面した印象としては、遠い親戚のちょい渋おやじって感じ。

そのちょい渋おやじがいったいどんな駅なのか。wikipediaの「都府楼南駅」の項を参照してみると、↓
1989年開業。2023年終日無人化。タクシーは待機していない
とありました。さっぱりしてるう。
タクシーが待機しないという【都府楼南駅】をあとにして、駅前を走る「都府楼南駅前通り」をさらに先へ進んでみたら、

踏切そばの角を囲む白いフェンスみたいな仕切りみたいなやつ(なんて名前ですこれ?)に、

説明書きが張り付けられているのを発見!さらに足元を見てみると、

なんとそこには立派なプレート台まで設置してあります。ええっ!?これはただごとではない雰囲気!?タクシーは待機してないっていうのに!?

まずは説明書きから読んでみることにします。
小字 市の上。「市の上」には野菜などを商う大きな市が立った。「市の中」には穀類を、「市の下」には塩干魚類などを商う市が立った。最近の発掘調査で、市の上遺跡が発掘されており、市や官人の居住を思わせる遺跡や遺物が数多く出土
つまりこの地には、かつて野菜を扱う「市の上」という市が立っていて、そして遺跡も発見されたんだよ!?というお話。お次にプレートのほうも読んでみます。↓
大宰府条坊跡。ここは奈良時代に築かれた地方都市(大宰府条坊)の中にあり、当時の土地を区画した溝や道路の跡が見つかりました。また当時の建物跡も数棟見つかり、古代都市大宰府がここまで広がっていたことが明らかになりました
続きます。↓
中国からの陶磁器や国産の陶器等とともに、木製の人形が出土。傀儡・芸能としての人形に使われたとする見方があります。とても珍しく平安京で見つかっているだけです
その木製人形がこれだ!!↓

小さく記された説明文には↓
一本も丸木を使用。平安京の西市(市場)から同じような木製人形が出土しています
とありました。ちなみに傀儡というのは「あやつり人形」のことだそうです。
(※傀儡のお話はこちらでも!↓)
説明文から考えると、この木製人形は市場専用の人形と考えられます。そこから推測すれば、店員がお店を留守にするときに、代わりに置いていた人形だとか!?
だから、人形の顔は店員の似顔絵かもしれない。似顔絵っていうか似顔顔!?

ところで、この人形の佇まい。どこかで見たことないですか。そう、なんかあれに似てる。あれあれトーテムポール。
北アメリカ大陸の先住民インディアンが立てていた木造彫刻。(※トーテムポールに近いお話はこちらで!↓)
それはさておきまして。タクシーも絶対に待機しないというこの駅前で、偶然ではありますが奥深い歴史に出合うことができて良かった。
そんな都府楼南駅の次の停車駅は二日市駅で、その二日市の駅前にも史跡がありました。↓
なんなら鳥居だってありましたよ!?↓
つまり最後にまとめると、駅前にはけっこう史跡がありがち!

ご清聴ありがとうございました。終わります。
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【JR都府楼南駅市の上】
福岡県太宰府市都府楼南3丁目21-1




