近道は本当に近道なのか【四王寺県民の森センター01】
つい先日のことですが、『宇美町側登山口』から四王寺山を登ったお話をしました。↓
また、それより以前のことになりますが↓
大野城市『乙金運動公園』体育館裏より続く『乙金登山口』からも、四王寺山を登ったことがあります。そうですそうそう『乙金登山口』。↓
この『乙金登山口』には、四王寺山頂へと続くルートがいくつかあって、ざっくり言うならば、ずばり「右」からと「真ん中」からと「左」から登るルート。↓
では説明しよう。まず、右側を進むルートというのは、「大城自然の宝道」を辿っていく道筋であり↓
また真ん中を進むルートは「大野城歴史の散歩道」の階段をどこまでも上っていくコースになります。じゃあ左側は?っていうと↓
左側のルートはまだ辿ったことがないんです。そこで今回、左攻めでTEPPEN取ってやろうじゃんというお話です。こんにちは。
ちなみに左攻めルートに関してですが、いきなり左へ進むのではなく、まず分岐点のある大城林道まで真っ直ぐ登っていくことになります。ではいきなりスタート!
おなじみのフェンス入り口を抜け
ばりばり登っていきますよ。第1展望所を過ぎると
案内図。ここでしっかり道筋を確認しておきます。↓
もう少し階段は続き、↓
ようやっと「大城林道」に合流するわけですが、ここが実質的左ルート開始地点。↓
ここからは「←センター」の案内に従って舗装路を辿っていくことになります。↓
通り沿いには
お堂があったり
頭上に注意!
緑のシャワーを身体いっぱいに浴びながら↓
いよいよ宇美町へ突入。↓
ここを左へ逸れるとステキな展望所があるらしく、
とても気にはなりますが、今回はパス。また別の機会を待ちたい。↓
(※後日展望所を訪ねたお話はこちらで!↓)
道沿いには、おもむろに上へとのびるこんな小さな階段があって、ここからでも『毘沙門堂』へ向かうことが出来るようです。↓
では引き続き先へ進みましょう。↓
すると『百間石垣』を示す案内が出て↓
なんだか見覚えのある道じゃんかとか思っていると↓
目の前に『野外音楽堂』の姿が。あら、ずいぶんあっさりと音楽堂まで辿り着きました。
宇美町側から目指したときはずいぶん大変だった気がしたけど。それはさておき、
ここでいまいちど案内地図を確認しておきます。先ほどの案内に記されていた「センター」とは、どうやら【県民の森センター】の略っぽい。
なるほど、TEPPENもいいけどセンターもいいかも。とりあえずセンター目指して歩いてみますか。↓
そんな道すがら、『うぐいす谷』の案内が出ていたんですが↓
こちらは草のもさもさ具合が激しかったので、また別の機会に。↓
再び『毘沙門堂』へ向かう道筋を発見したり。↓
するとセンターの案内を発見!林道じゃなくて森の中を通っていきなよ、そう語りかけてくるので↓
そのまま入っていきます森の中。↓
森の中にも石仏が立っており、こちらは「三十三体石仏第24番札所」の↓
『千手観音』。↓
そのままぐいぐい森を突き抜けると、↓
再び目の前を舗装路が横切っています。また道沿いには『八ツ並(波)』の文字が記された案内板が立っており↓
さくっと確認してみると、どうやらたった今歩いてきた道の界隈は『大野城跡 八ツ並地区』だったらしく↓
そばに説明書きがありましたので↓
読んでみるとこうありました。↓
大野城跡 八ツ並地区。ここは城内のうち中央部からやや西側の場所にある。更に西には城内最高峰である毘沙門があり、八ツ並から急傾斜の登り道となっている。当地区には14棟の高床の建物跡があり、倉庫として作られたものだろう
続きます。↓
そのうち10棟は西側の傾斜面に大規模な土地造成をして配置計画したもので、城内建物群中もっとも整然としている。建物はその多くが梁行6.3m、桁行10.5mの広さである
とのこと。
舗装路を越えた先には「センター近道」と記された案内が立っており、へー近道教えてくれるなんて優しいじゃんとかいって↓
案内通りにそのまま舗装路を右へ進んでいくと↓
通りの左手に案内板。
読んでみると↓
大野城跡 八ツ波建物群。ここは大野城中央部のやや西方にあたる場所で、下方一帯には建物の礎石群がたくさん残っている。建物は14棟あり、全て高床の倉庫で、ほぼ南北方向に建物の長軸をそろえ計画的に配置されている
とありました。つまり道路をはさんだこの区画一帯が『八ツ波建物群』といった具合。ここで一つ良く分からないのが、説明書きの漢字の表記。「並」と「波」で二通りあるけど、どっちがどっち。どっちもどっち?
それはさておき、説明書きは続きます。↓
倉庫は梁行3間×桁行5間(6.3m×10.5m)の広さで、非常時のために武器や米などを備蓄したものである
とのこと。さらに『もみじ谷』の表記もあったので↓
ちょっと寄ってみたり。そうしてそれから↓
再び舗装路(林道)へ戻り、センター近道(仮)を歩いていたら!なんと森の入り口に戻ってくるというトワイライトゾーン状態に突入。え森から出られない?
これがブレアウィッチ伝説なのか、とか言いながら、再び同じ森の道(八ツ波建物群)をダッシュで駆け抜けて↓
そして再びあらわれた目の前の舗装路で沈思黙考。辺りを冷静に観察します。↓
目を閉じて深呼吸。あとはそっと目を開くだけ。さすれば、おのずと道は開けるであろう。↓
お話は次回に続きます。よろしくお願いします。↓
【四王寺山もみじ谷】
福岡県糟屋郡宇美町四王寺