神猿と書いて「まさる」は神の使い【山王日吉神社】
福岡市博多区の山王地区にある【山王公園】の、その敷地内に鎮座する【山王日吉神社】を訪ねましたので、今回はそのお話です。
「御笠川」と「筑紫通り」に挟まれ、そしてJR博多駅からもわりと近い場所にあって、↓
老若男女がまったり集う緑豊かな公園、それが『山王公園』だ!!多分。そんな感じがしました。↓
さて、今回訪れた【山王日吉神社】は『日吉神社』の中の一つであり、その『日吉神社』というのは、↓
滋賀県大津市にある『山王総本宮日吉大社』を勧請して建立された神社のことをいうのだそうです。
『筑前国続風土記』の中には、この地「比恵山王」の名前に関する記述があって↓
比叡村にあり。比叡山の山王を勧請せし故に、村の名も比叡と名づく
「山王」の地名というのは『山王日吉神社』にちなんだもの、そして「比恵」という地名は『比叡山』の「比叡」が由来であるということみたい!?
【山王日吉神社】のご祭神は「大山咋神(おほやまくひのかみ)」「大己貴神(おほなむちのかみ)」「大物主神(おほものぬしのかみ)」。
これらは「安産」「開運」「醸造」そして「疱瘡除け」の神さまとのこと。
九州にはお正月に三社へお参りする『三社詣り』という風習があって
福岡黒田藩の三社詣りというのは、「住吉神社」と
「筥崎宮」そして
ここ「山王日吉神社」をさしたのだとか。
拝殿前には『お汐井取り』。↓
境内社の『山王稲荷神社』は↓
「山王様」とも呼ばれていて、こちらは「五穀豊穣」「安産」の神。
一の鳥居そばには変わった形の石碑があるんだけど
これは「旧博多駅舎の支柱」を移築したものだそう。
手水舎。私が歪んでいるのではなく、手水舎のほうが歪んでいるのだ!!ぐいっとなっている。
さてところで。
こちら『日吉大社』は山王信仰で、その山王信仰では猿を神の使いとしているとのこと。
そしてその神の使いを「山王猿」といったり、神猿とかいて「まさる」と読んだり。
「まさる」(三猿)!!こんにちわ、まさるう!!
お守りにも「まさる」の姿が。
ハロー、まさる!!
何度も呼びたくなる名前ですね。さとる!!間違えた。まさるまさる。
【山王日吉神社】
福岡市博多区山王1丁目9-3