地震ではなく治癒祈願としての鯰のお話【賀茂神社1/2】

先日、福岡市早良区の賀茂地区に鎮座する【賀茂神社】を訪ねましたので、今回はそのお話です。

野芥の交差点から西へ向かって進み、

賀茂小学校前の信号を右へ曲がります。↓

それから住宅街をしばらく進んで↓

賀茂小学校を過ぎてすぐのところに神社が鎮座。

こちらが【賀茂神社】。

今回どうして【賀茂神社】を訪ねたのかといいますと、

福岡市博物館HP内の記事を読んだからなんです。そこには(引用させていただきます)

享保の飢饉の後、氏子たちが京都の賀茂御祖神社(下賀茂神社)に行き、そこで神主に言われた通り金屑川で鯰に念じると、夢に鯰が現れて、鯰の殺生をやめ川をきれいにするようお告げが

その鯰にあやかって↓

ナマズと呼ばれる皮膚病の治癒祈願に人々が訪れるようになり、そのお礼に鯰の絵馬を奉納しました

というお話があって、いざ訪ねてみようと思い立ったわけです。

 

では境内へお邪魔したいと思います。↓

扁額。↓

大字免。↓

振り返るとこんな風景。↓

あらノボリに鯰のイラストが!かわいい!↓

免の里。↓

境内社とその隣りには玉!?これはなんなんでしょう。↓

こちらにも境内社があって↓

そして手水舎。↓

この土地にまつわる説明書き。↓

文字が絶妙に読みづらかったけど、せいいっぱい全力で心を込めて読みました。

 

だから間違ってても仕方ありません。だって頑張って読みましたから。↓

この地は、明治時代に、大字早良郡田隈村大字免へと改められました。祖先は農業に勤しんできました。昭和初期にかけては養蚕業が盛んに。また鶴町遺跡が発掘されました

そして↓

昭和29年に福岡市に合併。昭和57年、町名改正により賀茂になりました

なるほど。だから境内に『免』の字が目立つんですね。免町集会所。↓

藤棚があって↓

狛犬。↓

拝殿。↓

由緒書きがありましたので↓

読んでみます。↓

ご祭神は「別雷命」「玉依姫命」「天児屋根命」。京都賀茂神社の分霊社として創建。境内から平安時代の瓦が出土したことから、それ以前の建立であろう。身体に白い斑点の出来るナマズの平癒祈願の神様。境内の祭神は「十六天神様」「天神様」「庚申様」「御大日様」「水神様」

鯰といえば、一般的に持つ言い伝えのイメージから、つい「地震」のことを思い浮かべがちですが、こちらは「平癒祈願の神様」であるとのこと。

ちなみに、私がこれまで訪ねた場所で鯰に関係する場所といえば、例えば道真公に縁のある二日市の『鯰石』、それから↓

那珂川市に鎮座する『那珂川伏見神社』も、鯰との関わりがありました。↓

さて、境内奥へ進んでみると、そこには、どういうわけか力石の姿が。これも鯰となにか関係があるのかな!?↓

といったところで、そろそろ参拝もおしまい。そっと境内を出て、ついでに金屑川で鯰にご挨拶して帰ろうと思います。↓

が、長くなりましたので、

お話は次回に続く!よろしくお願いします。↓


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【賀茂神社】

福岡市早良区賀茂1丁目29