呼び名はあれど地蔵菩薩に変わりなし【那珂石投げ地蔵】
前回の続きです。↓
前回、ふとしたきっかけでJR竹下駅界隈を散策し始め、
まず最初の目的地として『那珂中央公園』へ向かうことにしたのでした。
というのも、
商業施設ララポートそばの通り沿いで見かけた説明板の写真図に↓
『那珂中央公園』→古墳時代初めの道路跡
という記述があったから…。
では向かいます。
駅前通り(仮)を真っ直ぐ進んでいくと、↓
通り左手に『観音堂』があって、↓
ここからちょっと先まで足をのばしてみると、↓
そこには以前に訪れたことのある『那珂八幡』が鎮座しており、↓
さらに『那珂八幡古墳』の姿も。↓
ちなみに、駅前通りはここからさらに先のところで「筑紫通り」と交わり、↓
「筑紫通り」を越えた先には御笠川がゆうゆうと流れているのである。
それはさておき、目的の『那珂中央公園』はといいますと、駅前通りの右手を住宅街へ入っていったところにあるらしく、
ん?あれ?ちょとマテクダサイ。
なんなんですか!!なにやらお堂がありますよ!近づいてみましょう。
そばに大きな由来書きがあって、地蔵菩薩と記してある。
さっそく由来書きを読んでみると、↓
江戸時代の学者である貝原益軒の書いた『筑前続風土記』によると「村の西ミヤソノに石地蔵あり」と記されています
ミヤソノ!?続きます。↓
この石地蔵は今から300年以前より現在地に祀られ『石投げ地蔵様』と呼ばれ、安産・子育て。様々な病気や悩みに霊験あらたかなり
そして↓
地蔵菩薩の呼び名は地域によって異なるけど、地蔵菩薩に変わりなし
こちらの地蔵菩薩がなぜ『石投げ地蔵』と呼ばれるようになったかは分かりませんが、↓
以前、福岡市南区の高宮通り沿いにある『石投げ地蔵』を訪ねたことがあって、↓
あちらは、山伏供養に石を積み上げたのが名前の由来でした。
あ、あと宇美町の『岩崎神社』には「石投げ相撲」のお話がありました。石投げ仲間!↓
それでは境内へ失礼します。↓
『那珂地蔵尊』。↓
通りの向こうに見えるのが『那珂八幡』。↓
今回、目的地の公園には辿り着きませんでしたが、石投げつながりという思いがけない出合いがありました。
そして次回、ついに『那珂中央公園』へ!?よろしくお願いします。↓
【那珂石投げ地蔵】
福岡市博多区那珂1丁目45-22