それは距離にして1.5キロのロマン【那珂中央公園】
前回の続きです。
前回はといいますと、古墳時代初めの道路跡である【那珂中央公園】を訪ねるべく↓
JR竹下駅界隈をあちこち歩いているうちに
『那珂石投げ地蔵』に辿り着いたのだった。
さて今回は、いよいよ【那珂中央公園】へ向かいます。
今いちど写真図で位置関係を確認しておくと(※現在地には別の場所が示されています)↓
ここ『石投げ地蔵』と『那珂中央公園』はもう目と鼻の先!これ楽勝。
おおよその目星をつけて、この辺りから右の小道へ入ってみると
な!?に!?ぬ!?ね!?ね!!
大正解。まるで絵に描いたような公園の入り口です。
目の前に広がるのは、公園というかむしろグラウンドって感じで
道路っぽくはなくなくなくないです。
今のところ情報がなにもありませんので、ぐるり一周まわってみることに。
するとちょうど一番奥のところに遊具があって活気がある雰囲気。
それもその筈、こちらが本当の公園入り口だったんです。
オブジェがあって説明板もあって華やかな感じ。↓
まずは説明板のほうから↓
チェックします。
公園工事前の発掘調査で、古墳時代の道路跡がみつかりました。幅7m前後で両側に直線的な側溝があります。道路跡は公園を南北に縦断しています
続きます。↓
公園から北150mに那珂八幡古墳があります。道路跡はその西側に向かってのびています。見つかっている道路跡をつなぐと、道路の長さは1.5キロ以上。古代都市のメインストリートと推定されます
説明図に線を入れてみると、こんな感じ。↓
ちなみに、そばにあるオブジェは古代道路とは関係なくて↓
読んでみると↓
練炭碾臼(れんたんてんうす)。この円形の石はかつてこの地で創業していた峯重燃料工業が、練炭を製造するために碾いていた石臼
入り口に石臼!?まあそれはさておき、肝心の道路跡ですよ。せっかくですし、説明図を参考に道路を辿ってみることにしましょう。
南を見ると道路跡には民家が建っていて↓
道路跡は民家を突き抜けた後、今度は公園を北へ向かって貫きます。↓
広場を縦断して↓
公園を出てからも進み↓
そして駅前通りを渡って、あの森のように見える『那珂八幡古墳』の左側(西側)の
多分この辺りをさらに先へと進んでいくわけです。その距離1.5キロのロマンである。↓
これにて道路跡の見学は無事に終了。ちなみになんですけど、この公園すぐそばには『奥の観音』があるらしいんです。写真図によると。
次回はそのお話をお届けしたいです。よろしくどうぞ。↓
【那珂中央公園】
福岡市博多区竹下5丁目11