あるけばあるくほど日がしずむ【名島火力発電所跡】
福岡市東区の名島地区にはかつて、東洋一といわれた発電所があったとききました。
その名も【名島火力発電所】。
1920年の設立。電力需要の増加に応えるべく運転を始め↓
のちに九州電力に引き継がれ、そして合理化のため1960年に廃止されたのだそうです。
ちなみに、現在「多々良川」に架かる『名島橋』の架設は1933年で(→ゆるやかなカーブを過ぎたらそこは【名島橋】)
また、『名島水上飛行場』は1930年から1934年まで開設されていたといいます。(→リンドバーグ『ここは名島ですか』【名島飛行場跡】)
それはつまり、『名島橋』に立ってそこから『水上飛行場』と『火力発電所』を一緒に見ることができた、そんな時代も存在したということでしょう。(1933年-1934年!?)
発電所があった場所というのは、現在の『名島運動公園』で↓
【名島火力発電所】へ石炭を運ぶための引き込み線が、こちらの通りから↓
『名島運動公園』へとのびる↓
『引き込み線通り』。↓
あら、ひょっとして。先日訪ねた『貝塚交通公園』にあった機関車は、ここで使われていたものなのでしょうか。(→ゴーカートに乗りたい気持ちは永遠【貝塚交通公園】)
『名島運動公園』のすぐそばには『名島西公園』があって、その園内の片隅に↓
名島発電所跡の碑が、ひっそり立っていて↓
碑のそばには、当時の姿を刻むプレートもありました。↓
また、漂流の俳人として知られる種田山頭火は、1930年12月に名島を訪れたのだそうです。↓
その時は、現在の『名島橋』はまだ架設されていないけど
『名島水上飛行場』と『名島火力発電所』を山頭火はきっと目撃していたはず!!
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【名島火力発電所跡】
福岡市東区名島1丁目22