借金返済出来ず湯を質に入れて渡す伝説【下白水薬師堂】
先日、庚申塔なんかを見て歩いていた日の、
その続きのお話を、今回してみたいと思います。こんにちは。↓
庚申塔を訪ねた後も引き続き春日シティをブラブラ散策していたら、
偶然迷いこんだ小路にベストシーナリーオブザイヤーなナイス風景を見つけてしまったのでした。
こちらは【下白水薬師堂】というんだそうで、↓
グーグルマップで帰宅後に確認してみると、
下白水薬師堂(蓮華寺跡/元の浄運寺)
なんてことが書いてあります。ん?どうゆうこと?
たしか『浄運寺』といえば、その山門前に庚申塔が建っていたあのお寺。ついさっきそばを通りかかったばかりじゃんか。
境内に説明書きなどありませんでしたので、こちらも帰宅後にネット検索をしてみたところ、
春日市から出ているPDFデータ『春日市の民俗5 むかしの生活史 下白水編/春日市郷土史研究会』に詳細なお話がありましたので、
一部参照させていただきます(ありがとうございます)。(PDFリンクはこちらから)↓
一の谷薬師。白水団地中ほどにある。境内には大樹が茂り、中央に石祠。木造薬師如来像が安置。傍らに弘法大師の石祠。昔から眼病に霊験があり、十日で甦るということから、間十日という地名あり
続きます。↓
昔ここで湯が沸出していたが、二日市湯町の薬師さまに借金の返済が出来ず、湯を質に入れて渡したという伝説がある。境内には昭和8年造立の十三仏が祀られています
とのこと。関係があるのかないのか、はたまた運命のいたずらなのか、薬師堂から案外そばのところに、なんとファミリー銭湯『ふくの湯』の姿を確認。
さらなる情報を求め、今度は、以前にもずいぶん参考にさせていただいたことのある、
お馴染みの書籍『春日風土記』にも詳細な情報がありましたので(PDFと同じ内容が重複)、
こちらも一部参照させていただきます(ありがとうございます)。↓
現在の真宗本願寺派浄運寺の前身である禅宗蓮花寺が、改宗移転の際、脇侍薬師如来をこの地に安置、浄運寺の支配下に置いたと伝えられます
続きます。↓
毎年、お籠り堂で「お薬師さん籠り」の祭りがあります。この年61歳を迎えた男女は、酒一升ずつ、また寿司やまんじゅうなどを持ち寄ってふるまうという習わしがあります
だそう。どうして61歳なんだろう。どうして!?(※眼病についてはこちらの記事も!↓)
それはともかく、境内を散策してみましょう。
正面に見えるのが、
『薬師堂』。↓
どうも失礼しています。↓
境内右手には『お籠り堂』!?
それから、境内左手に十三仏。↓
十三仏の端にそっと佇むこちらの姿、もとい、sugata。ああ、ステキ具合が限界突破。
なにがってわけでもないんだけど、とにかくステキ。今年一年をばっちり締められそうな予感、もとい、yokan。まあ、ほら。
本年も色々ありがとうございました。来年はもっとよろしくお願いします。頼む!
では良いお年を。乾杯。
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【下白水薬師堂(蓮華寺跡/元の浄運寺)】
福岡県春日市下白水南2丁目33