吉塚駅から御手洗駅まで辿ってみた【勝田線1/5】
以前、福岡県糟屋郡の志免町にある『旧志免鉱業所』(↓)を訪ねた時に、初めて【勝田線】の存在を知りました。
そして最近、ふとその跡を辿ってみたいなと思い立ったのでした。こんにちは。
【勝田線】というのは1985年に廃止された廃線の名前。
詳細については、ウィキペディアの【勝田線】の項から参照してみたいと思います。↓
1918年に糟屋近辺の石炭輸送(↑)や宇美八幡宮(↓)の参詣客のために筑前参宮鉄道として開業しました。
後に国有化され【勝田線】という名前に。
石炭時代の終焉とともに衰退し、【勝田線】は廃線となったのでした
その【勝田線】の痕跡が今でもところどころに残っているらしい。
そこで、ネットや書籍の情報を頼りに、廃線跡を辿ってみることにしたというわけです。
【勝田線】の駅は順に↓
吉塚駅→御手洗駅→上亀山駅→志免駅→下宇美駅→宇美駅→筑前勝田駅
ということで、『JR吉塚駅』からのスタートとなります。
こちらが『JR吉塚駅』西口で、↓
駅そばには『東公園』や、
こちらは『十日恵比寿神社』、↓
そして少し先には、
商業施設「ブランチ」なんかがあって↓
駅周辺はずいぶん賑やかな感じ。
ではそろそろ出発のお時間。【勝田線】は「吉塚駅」を出ると、しばらく「篠栗線(福北ゆたか線)」と並走していたらしいので、同じように並走していきます。
でもね、現在の『JR吉塚駅』からは「篠栗線」とは別に「鹿児島本線」そして「山陽新幹線」も走っているので、見間違いのないようにしなくてはなりません。
ですが、線路を見ただけではどれがどれだか分かりませんので、まあ雰囲気で、ふんわりいきます。↓
ここからゆるやかなカーブを描く篠栗線。現在は高架になっているけれど、かつては地上を走っていたんだそう。↓
とか言ってると、いきなり行き止まり!!
もちろん先へ進めませんので、ここで大きく迂回。ちなみにこちらに流れるのは「宇美川」。↓
なんの変哲もない線路沿いの風景だけど、それがまた良い感じです。↓
小さな階段を上って道路を渡る。↓
目の前をクロスする新幹線の高架。↓
その手前のこの辺りにあるのが、『勝田線の橋台の跡』なんだそう。(ネットの情報から参照しました。ありがとうございます)
並走するのはもちろん「篠栗線」。
さらに進むと、右手には「社領北公園」があって↓
そして左のフェンスの内側!これも勝田線の跡なのかな。どうでしょう。↓
ここで進路は「福岡太宰府線」に突き当たります。真っ直ぐ進むことができませんので、再び迂回です。でもちょっとだけ寄り道をして、↓
この通りを渡った先にある、こちらの駐車場の『これ↓』も『勝田線の線路の跡』らしいんです。(こちらもネット情報です。ありがとうございます)↓
それではここから結構ぐるーっと回り道をして、なんとか篠栗線『柚須駅』に到着。
『柚須駅』自体、【勝田線】が廃止になって出来たスペースに造られた駅だそう。
といったところで、「篠栗線」と「勝田線」の並走はここで終わり。さよなら三角またきて「死角」ってことで↓
『柚須駅』の駐輪場脇に「死角」になって見落としがちな小道があるんですが、↓
ここから先の道こそが、廃線跡を遊歩道としてきれいに整備してある道なんです。↓
さっそくこの道を進んでいきます。「柚須西」の交差点を渡り↓
今度は「釜屋」の交差点で「福岡篠栗線」という通りを渡る。
さらに進むと、左手に巨大イオン(福岡東店)。
するとここで歩道は、ちょっとした憩いの広場みたいになっている。贅沢空間。ひょっとしてこれがイオンパワーなのか!!
と思ったら、そんなことはなく、ここは【勝田線】の『御手洗駅』跡だったのでした。
ベンチがあるので小休憩。今回はここでお開きです。散策気分で廃線を辿る、そんな旅路の良いスタートが切れました。
次回は『上亀山駅』そして『志免駅』くらいまで進みたいです。続きはこちら。よろしくお願いします。↓
【JR吉塚駅】
福岡市博多区吉塚本町13-28