二度あることは何度目まであるだろう【観世音寺の鐘02】
前回の続きです。↓
前回、ふと思い立ち、福岡県太宰府市にある観世音寺の梵鐘を見に出かけたのでした。
だけど、梵鐘は今もなお【九州国立博物館】に貸し出されたまま。
3年の月日を経たご対面はまたもやお預けとなり、これはさすがにチェッと思ったのだった。
チェッとは思ってみたものの、せっかくの機会じゃんとか思いなおして梵鐘についてあれこれ調べてみたところ、いくつかの変遷を辿った末に「たたら製鉄」のお話までつながった、というのが前回のあらすじです。
こうして鐘の背景をあれこれ知ってしまうと、急に身近な感じがしてきました。なんだか親近感が半端ない。もう会わずにはいられません。観世音寺に返却されるのを何年も待ってられないですよ!?
というわけで、いざ【九州国立博物館】まで向かうことにしたのである、というのが今回のお話です。こんにちは。
では向かいましょう。西鉄の踏切を渡り、
懐かしいこちらの坂道を上っていくと、
先日偶然通りかかって訪ねてみた、
『太郎左近社』が小路の脇にあって、↓
その先が【九州国立博物館】の入り口(裏口!?駐車場口!?)になっています。ここから階段を上って【九州国立博物館】へと向かうのだ。
階段を上り終えたところですかさず振り返ってみる。
するとあそこの遠くに「筑紫女学園大学」の姿を確認することが出来ます。
そしてそのさらに向こうには、ここから見ることは出来ないけれど『石穴稲荷神社』が鎮座している筈。↓
さて、緩やかなカーブを少しだけ進んでいくと、
大きな博物館が目の前の聳え立ちます。
手前の陰のところに、大伴旅人と記された石碑がありましたので↓
ちょっと寄って説明書きを読んでみるとこうありました。↓
大伴旅人万葉歌碑 ここりありて 筑紫や何處(いづち) 白雲の たなびく山の 方にしあるらし
続きます。↓
現代語訳 ここ(大和)から見て筑紫はどの方角だろう。白雲のたなびく山の方らしい
もう少し続きます。↓
大宰府帥であった大伴旅人は天平2年、大納言になって奈良に帰ります。この歌は旅人が都に戻ったあと、大宰府を偲んで詠んだ歌
だそうです。こちらはリフト。動いてない。↓
そうなんです。なんだか全体的に静かじゃないですか。誰もいないんだけど!?そう、それもその筈!!
ご縁がないとはこのこと!!というか計画性がないとはこのことだ!!あとはみんなに託したい。報告はいりません。終わり。ありがとうございました。
【九州国立博物館】
福岡県太宰府市石坂4丁目7-2
月曜日:休館日
火曜日から日曜日:9時30から17時まで開館
入場料:700円
(※要確認です。お願いします)