惜しげもなく使われている朱【亀山八幡宮】【亀山古墳】

先日、【勝田線】の跡を辿っている道中に偶然見つけた【亀山八幡宮】を、今回あらためて訪ねてみましたので、そのお話です。↓

場所は福岡県糟屋郡の志免町にある『上亀山駅跡公園』のすぐそば。

位置関係でいえばこんな具合。↓

ね、近い近い。

福岡太宰府線の通り沿いに一の鳥居があって、↓

そのまま参道を進むと

そこは大きな森、鎮守の杜。

こちらがニの鳥居で↓

この森の上に【亀山八幡宮】が鎮座しているというわけです。↓

ご祭神は「仲哀天皇」「応神天皇」「神功皇后」「玉依姫命」。

こちらが社殿。

創建などは不明で、もともとは「別府村」そして「御手洗村(神功皇后が手を洗ったことから名前がついた)」の

産土神(その土地で産まれた人の守護神)だったとのこと。

(※御手洗八幡宮のお話はこちらで!↓)

社殿の裏側は『亀山八幡宮の森』と呼ばれていて、ここには珍しい『ヤマモガシ』の大木があるらしい。

 

どれだか分からないけど、とにかく自然が溢れている!!

また、境内には弥生時代終わりのものとされる【亀山古墳】があって、↓

この古墳は、大型石棺が見つかった円墳1基(1号墳)と、他に石棺墓6基で構成されているんだそうです。

古墳と神社が同じ場所!?以前訪ねた『那珂八幡宮』(↓)パターン!?

ちなみに円墳(1号墳)の石棺は、直径約13m高さ約2m。

これは日本最大級の箱式石棺墓とのこと。↓

大きな特徴としては、石棺墓の内側部分がすべて惜しげもなく朱で塗られているらしく、それはつまり権力の象徴であり、

 

実際、【亀山古墳】は粕屋平野を治めていた豪族のお墓だと考えられているみたいです。

その円墳(1号墳)の入り口。脇に朱っぽい部分が見える気がします!!↓

また別の石棺墓。↓

境内には他にも境内社の『厄神』や↓

『宝満神社』も祀られています。↓

それはさておき、なんてったって、朱色ってのがいいですよ。華やか。お墓に入っててもしんみりしないし。

しかもこの朱色というのは赤色硫化水銀なんだそうですよ!!(よく分かってない)

※追記(2021年)↓

(※福岡市埋蔵文化センター企画展より「赤色顔料」について参照!)


【PR】あかしや 筆ペン 新毛筆 朱色

【亀山八幡宮】

福岡県糟屋郡志免町別府2-98-2