国際線には来たことがあると言いたい【雀居遺跡】

先日、福岡市博多区の井相田地区にある『福岡市埋蔵文化センター』を訪ねました。↓

訪問するのは人面墨書土器に夢中になっていた頃ぶりでしょうか。(→出会いは忘れたころに【福岡市埋蔵文化財センター】)↓

さて、当日の館内ではこんな企画展が行われていて↓

その中に『雀居遺跡』からの出土物がいくつかあったんです。例えばこういうのとか↓

こういうのも。これは「馬鐸」というんだそう。↓

また雀居というのは「ささい」と読むらしく、『現・福岡空港国際線ターミナル』がある辺りで発掘された遺跡を指すとのこと。

ネットで調べてみたところ、『福岡市博物館』HP内の「雀居遺跡」の項に詳しく説明がありましたので、少し参照させていただきます。↓

国際線ターミナルそばに、先史時代の大集落「雀居遺跡」が眠っていました。弥生時代から古墳時代にかけての濠をめぐらした集落や大型の掘立柱建物が姿を現しました。豚などを飼育する柵と考えられる遺構も明らかに。

また↓

当時の日本では争乱が勃発しており、雀居遺跡では戦士の木製よろいや盾なども出土しています。はるばる東北地方から運ばれた土器、机のような木製品そして不思議な文様の土器も見つかっています。

とのこと。

サイトには、「福岡空港」に関する説明もありましたので、そちらも参照させていただきます。↓

福岡空港は第二次大戦中の1944年、陸軍席田飛行場としてつくられました。終戦後は、米軍板付基地として運営されたあと、西日本の幹線空港として発展。

そして、センター訪問から月日は流れて、ついこないだのことなんですが



空港のそばを通った際に、私はふと【雀居遺跡】のことを思い出したんです。せっかくですしちょっと寄ってみようかという流れになったわけ。↓

国際線入り口の交差点から空港の入り口へ向かって入ってみたんですが、辺りに「遺跡」を示す案内板だとか説明板とかは全く見当たりませんでした。↓

あんまりウロウロしてると、国際的な大事件とかに巻き込まれるかもしれません。そんな恐ろしい考えが頭に浮かんでは消え浮かんでは消え、ちっとも落ち着かない。↓

ですので私はさっさと見切りをつけ空港から撤退し、周辺をぶらぶら散策してみることにしたんです。↓

東那珂の交差点辺りから↓

住宅街の細くて入り組んだ道を徘徊していたら↓

唐突に神社が鎮座していて、そこには「祇園宮(ぎおんぐう)」と記されていました。↓

これは気になる!とかいって、【雀居遺跡】のことはどうでもよくなった私は、さっそく鳥居をくぐってお邪魔してみたのだった。
その愉快な様子は次回に続く!!(→なんかごめんなんだけど【雀居祇園宮(須賀神社)】


【雀居遺跡】

福岡市博多区東那珂2丁目