ナマズと神楽と不動明王【那珂川伏見神社】

福岡県那珂川市の山田地区に流れる「那珂川」にかかる、

こちらの小さな橋を渡って↓

さらに国道385号をしばらく真っすぐ進むと、

通り沿いの左側に【那珂川伏見神社】が鎮座しています。↓

ご祭神は「淀姫命」「須佐之男命」「大山祇神」「神功皇后」そして「武内宿禰」。

【那珂川伏見神社】の由来はといいますと↓

主祭神の「淀姫命」は「神功皇后」の姉姫で、もともとは「川上大明神」として佐賀県に鎮座していたけれど、この地に遷座。

のちに「神功皇后」「武内宿禰」と共に「京都伏見御香宮」を合祭。『伏見大明神』と称すようになりました

また

「須佐之男命」は、博多の戦火を逃れるため、櫛田祇園神社のご神体をこの『伏見神社』へ遷したものです。その時、博多の住民もこの地へ移り住んだといいます。

そうした縁もあり【伏見神社】では祇園祭が行われます

との記述がありました。

 

(※櫛田神社の記事はこちらも!↑)

狛犬。爆笑!!↓

こちらはドヤ顔。ドヤドヤ。↓

毎年7月に行われる『伏見神社祇園祭』では『岩戸神楽』が奉納されるとのこと。↓

能面を神楽面として多く使うのは珍しいのだそう。

舞は全部で18番。その内のいくつかが披露され、↓

中でも、鬼が子どもをさらうという「荒神」は、この時に鬼から抱かれた子どもに無病息災のご利益があるとされ、人気が高いとありました。

拝殿。↓

拝殿内もちらっと。ナマズの絵馬が奉納されています。↓

拝殿横には絵馬堂があって、↓

こちらにもナマズの絵馬。↓

「神功皇后」の三韓征伐の折、ナマズが群れをなして水先案内をしたことから、ナマズは神様の使いとして崇められているとありました。

 

たしか『現人神社』(↓)にも

似たようなお話があって、↓

引用してみると、↓

神功皇后が大陸遠征されたときには、住吉三神が「人の姿になって現れ」嵐をしずめ、水先案内をしました。

無事に大陸遠征を果たした神功皇后は、「人として姿を現した」ことから住吉三神を「現人神」と呼び、那珂川の水を引いて神田を潤し五穀豊穣を祈念して「現人大明神」の尊号を授けられました

『現人神社』のお話では、ナマズではなく住吉三神。さて【那珂川伏見神社】前の通りを横切ると、↓

その先には那珂川がゆうゆうと流れており↓

例えばそこにナマズがいたら運命感じるなと思って↓

水辺の階段を下りてみたら↓

「不動明王」。↓

これもまた運命っぽい。お話は次回に続きます。↓

(※治癒祈願にまつわるナマズのお話はこちらで!↓)


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【那珂川伏見神社】

福岡県那珂川市山田879