ここにもまた伝承があるといふ【片男佐海岸】

前々回そして前回の続きです。

前々回、私は小説『点と線』の聖地巡礼とか言って、西鉄香椎駅から香椎の海岸まで歩いてみました。(→点と線をもう一度辿ってみた 【西鉄香椎駅】)↓

そしてそのついでに、海岸そばにある【かしいかえん】の入り口へ行ってみたりもしたのであった。(→入園するにはまだ早い気がしたから【かしいかえん】)↓

そして今回は、さらにその続きです。あらためて『香椎海岸』のお話をしてみたいと思います。↓

『香椎海岸』は、まず小説【点と線】の犯行の舞台として私は知ったんですけど、実はそれ以外にも、古くからの伝承があるらしいんです。↓

というのも、書籍『福岡歴史がめ煮/東区編(空閑龍二)』の記事に興味深いことが記されていましたので、そこから参照させていただきたいと思います。↓

神功皇后が三韓遠征に備え、出陣を待ったという浜のことを、これまで『片男佐海岸』と呼んできました。神功皇后が御島で髪を濡らし、遠征吉凶を占い、また遠征から戻ってきた来た時の姿が頭だけ男装だったので、この地が「片男佐」と呼ばれるようになりました。

確かにここは御島崎という地名で、『香椎海岸』は『片男佐海岸』とも呼ばれているみたい。さらに↓

神功皇后が吉凶を占った御島には、小さな鳥居と祠が残っています。

とのこと。つまり、ここは『神功皇后伝説』にまつわる場所であるということらしい。↓

「三韓遠征」にまつわる伝承は、東区名島の『名島海岸』にもあって(→神功皇后も秀吉も隆景も名島に集合【妙見島】)↓

はたまた、西区小戸の海岸にもありましたよね!?(→小戸ってみた01/02【小戸大神宮】)↓

伝承ですから、色々あるというわけです。↓

さて、海岸沿いの遊歩道の奥には橋が架かっています。これは「あいたか橋」というそうで↓

この橋を渡って、埋め立てで出来たこの入り江っていうんですか、この辺りをぐるっと廻ってみようと思います。↓

こういう風になっていて↓

ウォーキングやランニングの人なんかもちらほら通り過ぎていきます。↓

あの辺りが、『点と線』でいうところの犯行現場。↓

橋を渡り終えたんで、そのままブラブラ歩いていると↓

あれが、先述の『御島』。↓

場所を変えて、こちらから見ると、もっと良く見えるね。↓

その場所を変えた辺りには奇妙な遊具があって、ミスドかよ!!

とか言ってたら、これは大変立派なイサム・ノグチという人のアート作品とのこと。ドーナツじゃないよ!!↓

こういう具合にぐるっと一周廻ってきたわけです。↓

で、こちら香椎川にかかるこの橋は、その名も「片男佐橋」。↓

そして「片男佐橋」そばに立つこの鳥居。



いったいなんなんですか。↓

気になってるけど↓

ずっと気になったままであった。


【片男佐海岸】

福岡市東区御島崎2丁目3-10