名前がイカついとビビりがち【黒男神社】

福岡県大野城市を突き抜ける「新川緑地」から↓

少しだけ脇へ入った道沿いに

【黒男神社】が鎮座しています。こんにちは。

住所は大野城市の下筒井地区。

もともとは「筒井村」と呼ばれていたこの場所に鎮座する

【黒男神社】を訪ねました、というのが今回のお話です。

まず気になるのがこの「黒男」という名前。それは例えば↓

日焼けサロンに通い、金のネックレスを100個くらい首からさげた強面の男たちが、全国各地から集う場所。そう思う人がいるかもしれない。

はたまた「間黒男」ことブラックジャックを思い浮かべる人もいるんじゃないか。

境内に説明書きの石碑がありましたので↓

さっそく読んでみると↓

創建の時期は不明。ご祭神は「息良帯日賣命(神功皇后)」そして「武内宿禰命」

とあって

 

また境内には、安産祈願の「阿波嶋大明神(あわしまだいみょうじん)」そして↓

道祖神の「塞大神(さいのおおかみ)」という↓

二つの石神が祀られています。ということだそうです。。

また、こちらには由緒書きがあって↓

読んでみると、こんな具合。↓

遠い昔、とある翁が歩いていました。するとそこへ雲に乗った美しい女神が現れました

そして女神はこんなことを言います。↓

私は息良帯日賣命(神功皇后)だよ。忘れ去られつつある三韓征伐の出来事を留めておくため、鏡を神器として神社を建立してほしいな。

そしたら私、みんなのこと守るから

そんな由来を持つ神社。

そしてさらに気になるお話が。この【黒男神社】には「盗人の宮」という別称があるらしいんです。盗人!!穏やかではありませんね。

それはどうやらこういうことみたい。↓

黒田藩主黒田長政のときのお話し。博多に住む、とある若者が、盗人の濡れ衣を着せられました。

自分は無実だと訴えますが、聞き入れられません

そこで若者は↓

自ら犯人を見つけ出そうと考えたのでした。しかし役人から追われる身。命からがら「大野城市筒井」の地へ流れ着きました

そして↓

森の中へ身を隠すと、そこには天神様の祠が

ここで若者ははっと気づきます。↓

天神様!!それはつまり道真公。無実の罪で大宰府へ流されたその姿が、今の自分の状況と奇跡のシンクロ!!

若者は涙を流してお祈りをしたのでした。

そしたら、真犯人見つかったよ!!

そんな言い伝えから『盗人の宮』と呼ばれているらしい。

ところでですよ。おや、肝心の『黒男』という名前はどこからきているのか。

若者の名前が黒男だったとか!?

逃亡中にめちゃくちゃ日焼けしたから黒男なのか!?

残念ながら、黒男の由来は分かりませんでした。完。


【黒男神社】

福岡県大野城市筒井2-2-5