大空襲で焼失したかと思われたが蘇生す【八大龍王社】

先日、福岡市南区の高宮地区界隈を散策していたときのこと。

ちょうど南図書館付近の住宅街の狭間のところに、

どでかい木が聳え立っているのを見つけたのであった。こんにちは。

なにこれ。さっそくちょっと近くへ寄ってみて、

おもむろにぐいっと見上げてみたりして。↓

そしたら大木のそばに説明書きがありましたので、

まずは読んでみたいと思います。

楠の木屋敷。楠の木、樹齢一千年。筑前国続風土記附録の清水村の項に、○此村に楠の木屋敷と云う有。○大いなる楠建てり。古しへ、藤左近藤右近とて、菅公の御跡を慕ひ、筑紫に下りし者の住居の所と云う、と記録あり

続きます。↓

江戸時代、参勤交代の帰路、名島橋から此の大楠が見え、お城も近いと喜んだという。当時の樹高は約30m、幹廻りは大人8人で手を間廻す大楠であった。昭和20年の大空襲で焼失したかと思われたが蘇生す

とのこと。さらに『八大龍王社』についても説明書きがあって、↓

妙法蓮華経、序品第一、法華経説法の座に列した八種の龍王を祀る。このうち娑?羅龍王(シャガラリュウオウ)が海や雨をつかさどることから、航海の守護神、雨乞いの本尊とする

続きます。↓

もと住吉神社境内に在ったものを同神社宮司の依頼により当屋敷内に移し祀ったという

だそうです。つまりこの地に航海・雨乞いの神が祀られているということ!?

 

あれそういえば。「八」それから「龍」のキーワードを聞くと、福岡県小郡市津古に鎮座する『津古八龍神社』のお話を思い出します。↓

それはさておき、境内には祠があって、↓

先述の話しから推測するに、こちらに『娑?羅龍王(シャガラリュウオウ)』が祀られている!?のかな。↓

この幹の荒ら荒らしさよ。↓

ちなみに「名島」と「楠の木」と「お城」の位置関係はこんな感じ。↓

いくら大楠が大きいっつったってさあ。うーん、見えるかなあ。ほんとお!?

でも見えるっていうんだから見える筈。その可能性に賭けてみたいじゃない。

完。


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【八大龍王社】

福岡市南区清水3丁目15