できることなら繊細さも欲しい【どんかん道】

先日、日田街道を辿っていた最中のことです。↓

私は突然「さいふ参るう」とか言って↓

日田街道から道を逸れ、太宰府天満宮へと続く「さいふ参り」の道を辿ってみたのであった。(→さいふまいる系?02/02【日田街道09】)↓

「さいふ参り」の道は、太宰府市関屋の交差点にある大きな鳥居をくぐったあと、そこから政庁通りを真っ直ぐに進みます。↓

そして「五条の交差点」から左へ曲がる。↓

すると通りの角に「旧小字 横町」と刻まれた石碑があるので、今度はそこを右へ曲がるんだけども!↓

ちょうどその足元のところに、「さいふ参り」ではなく『どんかん道』と記されたプレートを見つけてしまったんです。↓

は?どんかん道って誰?

文字通りに素直に受け取って、漢字であらわすならば「鈍感道」ということになる。

それはつまり「鈍感で気が利かない人のみが通ることを許された道」。もしくは↓

「とにかく気が利かない道。歩きづらくてしょうがない、不親切極まりない道」とか。



もちろん、このどちらでもあるわけがないですよ!?ふざけるなって感じです。どうも、こんにちは!!

さて、ではいったい「どんかん道」というのはなんなのか。↓

秋に行われる太宰府天満宮の神幸式大祭では「どんかん道」を通って太宰府天満宮から榎社まで練り歩きます

私が今、五条の交差点のところから辿っている道は、つまるところ「さいふ参り」の道であり、かつ「どんかん」の道でもある、ということみたいなんです。↓

せっかくですので、この「どんかん道」を辿ってみたい。まずはこのまま「さいふ参り」ながら↓

「どんかん道」を太宰府天満宮へ向かって歩いていくことにします。(以前と重複します)↓

すぐそばの「カクダイ醤油」を過ぎた辺りで左へ曲がって↓

新町通りに入ります。通りのすぐには「西正寺」があって↓

その先の角を右へ曲がれば↓

「天神さま通り」。↓

そして通りを真っ直ぐ進めば「西鉄太宰府駅」に到着です。駅前からは参道がだだっとのびて、そのまま【太宰府天満宮】へと続いていくというわけ。↓

以上が「どんかん道」の第一部でした。↓

次は「どんかん道」の残り道、第二部です。まず、五条の交差点へと戻って↓

交差点を左ではなく右へと曲がります。↓

筑紫野古賀線に入ったら、通り沿いすぐには『金掛神社』が鎮座していて(→梅の木には可能性がある【金掛天満宮】)↓

さらにその隣には『文明拾八年銘梵字板碑』がある。↓

目の前の、五条駅入り口の交差点から「どんかん道」は右の道へと逸れていきます。真っ直ぐ行かないから気を付けて!!↓

はあ?右の道ってどれ?写真撮れてなくない!?気にしない気にしない。↑

右の道へ入ったら、こういう通りをしばらく進んで↓

突き当りで左を選択。ここは「観世大橋通り」。↓

そばに地図板がありましたので、すかさずチェックですよ!!ここまでこういう風に歩いてきたんです。↓

左へ曲がったら、すぐのところに3号線の高架下トンネルがあるので、ここを全力で走り抜ける。↓

そして左を見ると、西鉄電車がちら見えしてて↓

目の前には「どんかん道」のための!?スペースが整備されているみたい。↓

ここにはベンチや案内板もあって、なんだか贅沢仕様です。↓

ほら、見て。鉄壁のガードっぷり。フォーメーション的には極めてまずいぞ!!↓

そこで私は左サイドを駆け上がり、案内板を読んでみるとこんな具合。↓

「どんかん道」と神幸式大祭。秋分の日近くに行われる太宰府天満宮の神幸式大祭は、道真公の神霊をなぐさめ、五穀豊穣を感謝する祭りです。大宰権師大江匡房が康和3年(1101)に始めたとされています。

また↓

神幸式大祭始祭が行われた翌日、太宰府天満宮本殿から道真公の神霊を神輿に移す遷御祭・出御祭がとり行われます。そして高張提灯を先導としてお下りの儀が始まります。約500人の行列が約3時間かけて道真公が住んでいた榎社まで進みます。

そして↓

榎社に到着した神輿は浄妙尼の祠に向かい、感謝を伝えます。一夜を過ごした神輿は、お上りの儀を終えると、同じ道を戻っていきます。例祭と千燈明が行われると神幸式大祭は終了です。

ちなみに↓

この神幸式大祭は、五行(護行)の太鼓と鐘を「どん・かん」とゆっくり鳴らして進むことから、神幸式大祭の往復約3キロの道路を「どんかん道」と呼ぶようになりました。

こちらが以前の「どんかん道」なんだそう。↓

また、絵図を見てみると、神輿はずいぶんくねくねした道を通っているね。↓

そして現在の「神幸式大祭」の様子がこちら。↓

詳細な地図もありましたので参照します。今回、私が辿ったコースで言えば、始めの区間(第一部)が五条から太宰府天満宮で、残りの区間(第二部)が五条から榎社まで。↓

つまりラストスパートです。右の通りへ入って筑陽学園高校の裏を通り↓

581号の細い通りを左へ進んでいくと↓

あっさり『榎社』に到着。(→都府樓纔看瓦色  観音寺只聴鐘聲【榎社】)↓

こちらが、記載にあった「浄妙尼社」。↓

榎社そばの案内板には「神幸式大祭」のこんな写真が貼られていたので参照します。↓

今回は「どんかん道」を辿りましたというお話でした。ありがとうございました。


【榎社】

福岡県太宰府市朱雀6丁目18-1