競馬場とか野球場とか昔の方が楽しそうとか【龍神池】
先日、春日原の市内にのびる新川緑地に立つ「日田街道」の看板を読んでいたところ、
背後から突然、見知らぬマダムに話しかけられたのだった。
「あなた、街道に興味あるってわけ!?」
ほゥ、マダム。そうきましたかと。日田街道は当たりカードですよと。ああ語りたい。かつて日田街道を辿った時の面白トークをマダムにこれでもかと浴びせたい。
いやちょっと待って。本当のところをいえば、浴びせたい気持ちが5割、一方で知らない人と話したくない気持ちが5割。つまりそのせめぎあい。激熱。
そんな私の想いをよそに勝手気ままに語り始めたお話を聞いていると、どうやらこちらのマダム、日田街道ではないけれど、とある街道に関してひとかどの人物であるとのこと。
日々の暮らしの中、街道タドラー(外国人を含む)との交流がたくさんあることを熱く語り倒し、
ひととおり話し終えるや、さよならも言わず去っていったのだった。完。
でね、取り残された私。とりあえずそのまま、かつて日田街道であったこの小路『新川緑地』を先へ進んでいきます。
すると通りの右手に碑と説明書きを発見。というか、以前にも発見していたので、再発見。
ちなみに、このすぐそばには黒尾神社が鎮座しています。
さて、それではあらためて、説明書きを読んでみたいと思います。
この石碑は、現在の場所から春日原駅までの幅6m、延長300mの道路敷地と工事費が寄付され、「春日原停留所道」が大正13年に開通したことを記念したもの
続きます。↓
大正13年には九州鉄道(現西日本鉄道)福岡久留米間が開通し、春日原停留所(現春日原駅)が設置
春日原というのは西鉄春日原。もう少し続きます。↓
石碑正面の運動場とは、かつて駅西側にあった春日原総合運動場のこと。ここではプロ野球の開催もされ賑わいました。
昭和25年の平和台球場完成により不要となり、昭和30年に撤去。現在は住宅地に
とのこと。
ここで地図を確認しておきつつ、↓
ひとまず西鉄春日原駅まで歩いてみることにしましょう。では、こちらの碑を見て右折をします。↓
それから少し進むと、福岡日田線が目の前を横切る。↓
左を見やれば、日田方面。すぐそばにはイオンが聳え立っています。↓
さっそく通りを渡っても、もう少し真っ直ぐ歩いていきます。↓
するとあっという間に西鉄春日原駅へ到着。↓
ここから高架をくぐって線路の向こう側へ移ります。↓
工事中の春日原駅と駅前通り。↓
ここでいまいちど、かつての写真を振り返ると、この通りの前辺りにテニスコートがあったと考えられます!?違う!?
そして右上側に競技場があったことになる。写真で言えば左奥。↓
そのまま駅前通りを渡って、
小路を進んだ先に、
『龍神池』。↓
地図で確認するとこんな感じ。↓
ってことは、このマンションが立ち並ぶ辺りが野球場じゃないですか。↓
そのまま龍神池左脇をさらに真っ直ぐ進みます。↓
すると一番奥のところで、線路にぶつかるわけですが、↓
こちらはJR鹿児島本線の線路で、↓
線路を向こうに進んでいくとJR春日駅、↓
その反対側にはJR大野城駅。↓
そして駅と駅の中間地点にあるのが春日公園。↓
写真図に照らし合わせてみると、↓
この春日公園がある場所にはかつて競馬場があったっぽくないですか!?へえ面白い。↓
といったところで、春日界隈の散策はひとまず終了。
読んで下さりありがとうございました。
【龍神池】
福岡県春日市春日原北町4丁目