宇美から望むパノラマの世界【井野山(唐山城跡)】
福岡県糟屋郡に鎮座する『宇美八幡宮』の、その境内にある『宇美町立歴史民俗資料館』を訪ねてみようと思い立ち↓
ダッシュで『宇美八幡宮』へ向かったんです。そして鳥居の前に立ったタイミングで
ふと【井野山】のことを思い出してしまったのであった。こんにちは。
あれは以前に『宇美八幡宮』を訪ねた時のこと。↓
鳥居から真っ直ぐ進んだ先に『宇美八幡宮頓宮』があって、
そのすぐそばに【井野山】へと続くゲートがあったんです。その時はただ、いつか登ってみたいなと、ぼんやり思うばかり。
つまり!今回のこのタイミングを!みすみす逃すわけにはいかない!今登るしか!というわけです。
ではさっそく向かいましょう。
鳥居から一直線に続くこの道の名は「あいさつ通り」。aisatu toori。
しばらく進むと宇美小学校があって、それから↓
宇美商業高校の前を通り過ぎます。↓
「井野川」に架かる
「参宮橋」を渡ると
井野山登山口交差点があって、ここで「あいさつ通り」はおしまい。↓
信号を渡った先からは「稚児通り」へと名前を変えるようです。
そこから続く坂道を頑張って上っていきますよ。↓
途中で振り返るとこんな景色。↓
左手に「井野公園」があって↓
公園の隣りに『宇美八幡宮頓宮』が鎮座。↓
からの登山ゲートである。↓
イノシシ出没注意!↓
ゲートに説明書きがありましたので↓
読んでみるとこうありました。↓
ここ井野山には唐山城という戦国時代のお城がありました。唐山城は井野山(236m)に東城跡、ここから西に700m離れた所に西城跡があります。東城は頂上が主郭と考えられており、山頂付近や北側斜面に竪堀や堀切が残っています
続きます。↓
唐山城は豊後国(大分)を中心に北部九州を支配していた大友氏の記録に登場。築城主は、箱崎宮座主麟清(大友宗麟の従妹)が、岩屋城の高橋鑑種の軍勢に備えるために築城したとあります。また宇美八幡宮大宮司神武秀宗が築城した、とか神武秀宗の先代神武秀良が築城したとの説も。江戸時代の記録では、宇美八幡宮大宮司を務めた神武氏の居城であったとされています
もう少し続きます。↓
どちらの築城主にしても大友氏方の城であったと言えます。福岡平野を一望でき、峠をおさえていたことから重要な城と考えられます
とのこと。(※岩屋城のお話はこちらでも!↓)
それではゲートを抜けて登山へ出発することにしましょう。↓
ちなみに登山道とは言っても幅の広い舗装路で、軽い散策といった趣きです。ゆっくり気楽に歩いて登れます。
とか言ってると、上から下山者が猛ダッシュで駆け下りてくる。え待って!?イノシシに追われてる!?山全体に緊張が走ります。
でも、すれ違いざま普通に挨拶したから大丈夫だと思う。きっと日々鍛錬に励むランナーの方でしょう。
そうこうしているうちに視界が開け↓
ちょっとした広場にベンチが二つ並んでいます。
景色はとてもいいんだけど、高所が苦手な方はちょっと怖いかも。↓
さらに先へ進むと階段があって
階段途中に案内が出ていたので、ちょっと寄ってみることにします。↓
こちらはゲート前の説明書きに記述があった『五穀神』。↓
参照してみると↓
頂上の少し下に五穀神が祀られています。米・麦・粟・キビを五穀といい、これら食物の神である
とありました。
それからあらためて階段を上りきったところが
【井野山】の頂上である。【唐山城】の主郭である。お疲れさまでした。ここまでゆっくり歩いて30分くらい。
なんて素敵な景色でしょう!怖いけど。
目の前が若杉山!?↓
360度のパノラマビュー。↓
ベンチもあるよ。↓
そろそろ下山のお時間。楽しい登山となりました。
お話の続きは次回に!よろしくお願いします。↓
【井野山(唐山城跡)】
福岡県糟屋郡宇美町井野