この銅鏡、ドイツの?オランダ!【日の出ふれあい公園】

前々回に、たまたまではあるけれど、福岡県春日市の『走り井』を訪ねました。↓

そして前回、『走り井』そばの地図で見かけた『白水八幡宮』へ向かい、桜を存分に満喫しました。↓

今回はといいますと、境内から飛び出してさらに春日市界隈を散策しましたので、そのお話です。↓

春日大通りから一歩外れた小道へ入っていくと、ちょうど公園があって

ずいぶん桜もきれいだし休憩がてら寄ってみたんです。公園の名前は【日の出ふれあい公園】。

そしたらさ!聞いてください。そしたらね!ねえねえ。

もう公園入口からいきなり力が入っている。

見てください、このアート作品群。

説明書きがありましたので↓

読んでみると↓

彫刻の森 大村清隆。春日市須玖北出身

とあり、それぞれの作品について解説が記されています。例えばこちらは「浴-清純な乙女の姿」。↓

だとか、「追求-更に考え更にみがいて行く若者をえがく」などなど。↓

さらにこっちにはかわゆい水飲み場。↓

反対側からも撮ってみる。やっぱりかわゆい。↓

そしてとどめがこちら。公園の奥を見てください。ほらオブジェあるじゃないですか。なんだか分かりますかこれ。

そう、ご名答。銅鏡である。オブジェだけど、もしかして本物かもしれない。そしてなぜここに銅鏡があるのか。

公園を見渡してみても、説明書きなどありません。この注意書きがあるばかり。↓

なんなの?現代アートなの?

え?ちょっと待って。ひらめいた。聞いてください。

この近辺で銅鏡といえば、2ヶ所心当たりがあります。

まずは福岡県大野城市の乙金地区にある『大野城総合公園』。↓

こちらは駐車場入り口の所に銅鏡をモチーフにした壁画アートがありました。↓

そしてもう1ヶ所が

福岡県大野城市の筒井地区に鎮座する『筒井宝満神社』。↓

そうそう。そうなんです。こちらの神社には、銅鏡にまつわる大事なお話があるんですよ。とりあえずまず、以前訪ねた記事から参照してみます。↓

御神体は銅鏡であったというが、太平洋戦争の終結により板付米軍基地春日原ベースに近い所であるため、駐留軍に持ち去られていたが

とのこと。盗まれた銅鏡!つまりですよ。推測しちゃっていいですか。私はこう考える。↓

神社からご神体である銅鏡を盗んで、米軍基地へ持ち帰った米兵。その銅鏡を見た米兵の仲間はこう言います。

でか!!邪魔だから返してきてYO!

わざわざ担いで持って帰ってきたのに、元の場所へ返却するのはとっても面倒です。もしかすると今頃、盗難騒ぎが起こっているかもしれず、のこのこ戻ったら筒井の村人達に怒られるかもしれない。

銅鏡を背中に担ぎ、あてどなく歩く米兵。あれ、あそこに公園あるじゃん。ここ置いてはよ帰ろ。その公園こそが【日の出ふれあい公園】なのだ

そんなイキサツがあったと考えてみるのはどうだろうか。IKISATSU。

小さな可能性に私はかけてみたい。

【日の出ふれあい公園】

福岡県春日市日の出町6丁目11