タワー六兄弟の末っ子とよばれて【博多ポートタワー】

朝から雨脚が強い日だったんですが、西鉄福岡駅を降りて那珂川を渡り、そして福岡市博多区の築港本町にあるという【博多ポートタワー】を目指したのでした。今回はそのお話です。↓

ちなみにこの【博多ポートタワー】には『タワー六兄弟の末っ子』という異名があるらしく↓

タワーの六兄弟はどれも、「塔博士」と呼ばれた内藤多仲によって設計されたタワーのことを指すのだそう。それぞれ兄弟を年度順に並べてみると↓

『名古屋テレビ塔』→『通天閣二代目』→『別府タワー』→『さっぽろテレビ塔』→『東京タワー』そして最後に『博多ポートタワー』

という具合。またwikipediaタワー六兄弟の項を参照してみますと、そのタワー六兄弟のうち

三大都市圏に所在する『東京タワー』『名古屋テレビ塔』『通天閣』を指して「タワー三兄弟」と呼ぶことがある

なんで六兄弟なのにいちいち三兄弟にするんだよう、と憤慨する人もいるかもしれません。それはさておき、

末っ子である我が【博多ポートタワー】は、高さ約100メートル、展望台は地上約70メートルというスタイル。↓

展望台の上階には船の無線局『博多ポートラジオ』があって、そこでは船の航行に関する情報を発信しているのだそうです。

ところでそもそもなんですが、【博多ポートタワー】っていったいなん者なのか。さっそく調べてみましたので、聞いてください。↓

さて、もともとの一番初めは、民間のレジャー施設として昭和39年(1964)に建てられたとのこと。

当時レジャー施設『博多パラダイス』の目玉だったそうで、そのパラダイス内には他にも遊園地や温泉なんかが一緒にあったみたい。

しかし徐々に客足が遠のき、パラダイスは閉園へ。

そののち、周辺は『FBS福岡放送』そして『市立図書館』へと姿を変えていきことになります。タワーはといいますと、1976年に『博多港PRセンター』として開館し↓

現在は、『ベイサイドプレイス博多埠頭(1991年オープン)』から『ベイサイドプレイス博多』となった場所の一角に、今日も元気に【博多ポートタワー】が建っています。

1999年には『ポート君』が誕生。また2007年にはタワー1階部分に『博多港ベイサイドミュージアム』が移転し、現在に至る、といった歴史の流れだそうです。↓

かつては回転式展望台だったという360度のパノラマ展望台は、福岡の景色を一望できてかなりいい感じ。↓

 

ここからだと、すぐ隣にある競艇場の様子を見ることだってできそう!?↓

また1階ミュージアムでは、コンテナクレーンの体験ブースが設置されていました。↓

この日は雨にも関わらず海外からの旅行者がひっきりなし。観光コースの通り道になっているのでしょうか。

ようやっと見学を終えてタワーの外へ出てみる。そして辺りを散策してみると、少し離れた場所に【櫛田神社浜宮】が鎮座しているのを見つけました。↓

 

こちら『博多総鎮守櫛田神社の浜宮』。(※櫛田神社のお話はこちらで!↓)

(※再訪問したお話はこちらで!↓)

博多が誇る一大イベント『博多祇園山笠』の季節には、この場所で「棒洗い(山笠の舁き棒を洗い清めること)」という神事が行われるのだそうです。

降りしきる雨の中、海の向こうを眺めてみると、うすらでかいクルーズ船がなんだかぼんやり停泊しているのであった。完。↓

(※開館情報等詳細はこちらベイサイドプレイスHPを事前にご確認ください)

【PR】末っ子ってこんな性格

【博多ポートタワー】

ポートタワー:10時~22時、ミュージアム:10時~17時(入場は20分前まで)
年中無休 入場無料(※要確認です!!)

福岡市博多区築港本町14-1