無明の病を直す法薬を与える医薬の仏【小倉薬師堂】
春日市の『奴国の丘歴史資料館』にて以前配布されていた「春日市文化財マップ」をぼんやり眺めていたら、

小倉地区を解説した案内地図の中に、『大師堂』と『薬師堂』が並んであるのを見つけたんです。
(※奴国の丘歴史資料館を訪ねたお話はこちら!↓)
場所で言うと、「嫁ごの尻たたき」で知られる『小倉住吉神社』そばの、通りの角。
(※小倉住吉神社と嫁ごの尻たたきについてはこちらの記事で!↓)
文化財マップに記されたお堂の説明書きには、ちょっと気になる記述もありましたので、さっそく訪ねてみることにしました。こんにちは。

春日中央通りの、

小倉バス亭交差点から脇の小道へ入っていき、

そこからくねくねくねった道の先をくねくねくねっと歩いていくと、

通りの右手に『小倉薬師堂』の姿が見えてきます。

薬師堂について文化財マップから説明書きを参照させていただくと、↓
昔から目の病気を治す薬師として有名。戦前までは「め」を書いて貼り拝む「御願立て」が行われていた。尊像と木祠堂は旧筑紫郡で最大
とありました。おや!「め」を書いて拝むと言えば、以前訪ねた博多区竹下地区の『奥の観音』にも、↓
年の数の「目」の字を奉納するというお話がありましたし、

太宰府市の『太郎左近社』では、↓
病名を年の数だけ紙に書き中に納め祈る、というお話もありました。

また、文中にある「御願立て」とはどういう意味なのか調べてみたところ、こんなお話を発見。↓
「御願立て」とは、五穀豊穣や無病息災などを願う神事。福岡県博多祇園山笠の行事や、各地の祭りの一部として行われており、神事の後に特定の祈願が神様に届けられます
さらに「薬師如来」についても調べてみると、↓
如来の一尊。大医王、医王善逝とも。衆生の疾病を治癒して寿命を延べ、衆生の病苦を救うとされている。無明の病を直す法薬を与える医薬の仏
なんだそう。そんな『小倉薬師堂』の右にのびる階段を上った先にあるのが『大師堂』で、

こちらも、マップの説明書きから参照させていただくと(ありがとうございます)、↓
農村集落での大師信仰から、木祠堂の中に弘法大師が鎮座。いつからかよだれかけをつける
よだれかけ!?なんでよだれかけなんだろう。また『大師信仰』について調べてみると、
弘法大師空海に対する民間信仰のこと
とありました。といったところで、

用事も済みましたので、近くに鎮座する『小倉住吉神社』を久しぶりに訪ねてみたいと思います。

車の通りの多い幅狭道路を慎重に進んでいくと、

通り沿い右手に『小倉住吉神社』が鎮座しています。あれ?あっれー。新しくなってるぅ!?

二の鳥居そばに立派な碑が新たに立てられいましたので、

ざっくり読んでみると、こんな具合。↓
令和の大事業。改築並びに境内整備、つばき庵新築。七年をかけ遂行したもの。拝殿幣殿は一廻り大きくし建替新築とした。神楽が舞えるよう床部材を厚くした
続きます。↓
つばき庵は境内に接続した集会所で新築。また薬師堂の創建は宝永元年。明治14年に再建。内部の仏間入り口に取りつく虹梁と斗栱、蟇股は宝永期
ということだそう。

それから、文化財マップの説明書きには、小倉住吉神社について、↓
ご祭神は表筒男命・中筒男命・底筒男命。地域の伝統行事(尻たたき・左義長)が今も続けられ、重要な役割を果たしてきた
とありました。

こちら本殿。↓

それから狛犬。

寒くなってきました。では終わります。

【小倉薬師堂】
福岡県春日市小倉2丁目60



