エリスはその時突然に【箱崎玉取恵比寿神社】

先日のこと。福岡市東区の箱崎地区を貫く「福岡直方線」という細い通りを歩いていたんです。

車の量が多くて歩きづらい。まじ勘弁とか言いながら、避けては通って、また立ち止まってとかやってたら、

ほんとに偶然なんですけど、通りに面したところに鳥居を見つけたのであった。こんにちは。

 

それがこちら【玉取恵比寿神社】。↓

そばに立っていた案内板によりますと↓

【玉取恵比寿神社】は、筥崎宮の末社で、ご祭神は海上・漁業・商業の神である「事代主命」

また↓

ここは玉せせりの競り始めの地点である。500年以上前に始まったとされる玉せせりは、約250人の競り子たちが玉を奪い合うのだ

その玉せせりの詳細はといいますと、こんな具合。↓

まず、筥崎宮で玉洗い式が終わった陰陽の玉は、【玉取恵比寿神社】で祭典が行われたあと子どもたちへ送り出される。

そして筥崎宮近くの交差点まで進むと、今度は大人が玉を運んで、最後に神職に渡すのだ

こうして行事は終わるのですが、その時「陸部」が勝てば豊作で「浜部」が勝てば大漁になるという仕組みになっているのだそうです。↓

ちなみに玉せせり(玉取祭)というのは、毎年1月3日に行われる新春の伝統行事で、せせりというのは「競る」からきているとのこと。

 

室町時代に始まった行事で、陸(おか)組と浜(はま)組に分かれて重さ8キロにもなる玉を奪い合い、「玉取恵比須神社」から「本宮楼門」まで運ぶというわけ。

こちらが

本宮楼門。↓

玉せせりにおいては、その玉を触れるだけでも幸運を授かるらしいですよ。↓

ところで!玉せせりの話しをしていて、ふとこんな考えが頭に浮かんだんです。聞いてください。

玉せせりはなにかに似ている。そう、ずばりイギリス発祥のスポーツ『ラグビー』に似ている。

玉(球)を奪い合って競うスポーツで、その起源は1823年。玉せせりの起源は室町時代(1336年-1573年)ですので、ラグビーよりずっと古いですね。↓

ちなみにラグビーの始まりというのは、某エリス少年がフットボールの試合で、突然ボールを手に持って走り出したことがきっかけ。

おやおや!?恵比寿だけにエリス!?これはひょっとして、ひょっとしない!!つまりノーサイド!!終わり。


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【玉取恵比寿神社】

福岡市東区箱崎1丁目27-13