姉妹都市全部言える人03【ボルドー市(フランス)】
2023年現在、福岡市は世界8都市と姉妹都市を締結しており、その中のいくつかを私は訪ね歩いてきました(グーグルのストリートビューで)。どうもこんにちは!!!
まずアメリカカリフォルニアのオークランド市から始まり↓
次に中華人民共和国の広州市を徘徊しました。↓
3都市目の今回は、フランスのボルドー市を散策したいと思います。
※ちなみに福岡市の姉妹都市とは
○オークランド市(アメリカ合衆国)←訪問済
○広州市(中華人民共和国)←訪問済
○ボルドー市(フランス共和国)1982年締結。
○オークランド市(ニュージーランド)1986年締結。
○イポー市(マレーシア)1989年締結。
○釜山広域市(大韓民国)1989年締結。
○アトランタ市(アメリカ合衆国)1993年締結。
○ヤンゴン市(ミャンマー連邦共和国)2016年締結。
の計8都市。ボルドー市と福岡市との姉妹都市締結は1982年とのこと。この二都市の間には、なにか共通点はあるのでしょうか。あったらいいな。
ちなみにフランスのボルドーと言えば、ボルドーワインを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ということはですよ。
福岡市もまたワインで有名だったっけ!?ワインつながりで姉妹都市締結に至ったということなのかな。
さっそく調べてみたけれど、どうもそういうわけではないみたい。じゃあなんで締結したのよと。なんでなんですか!!
ブツブツ言っていても仕方がありません。とにかくボルドーの街へ飛び出してみましょう。そしたらなにかヒントが見つかるかもしれません。
ではwikipediaよりボルドー市にまつわるお話を引用しながら、お散歩スタートです。↓
ボルドー(Bordeaux)は、フランス南西部の中心的な都市。ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の首府、ジロンド県の県庁所在地。アキテーヌ公国の首府だった
地域圏の首府!?公国の首府!?え待って。
耳慣れない単語!怖い。引用は続きます。↓
ボルドーはフランス南西部、ガロンヌ川の湾曲部に面した歴史的な港湾都市。市街地は左岸に沿って三日月形に形成され、月の港と呼ばれる。ワインの一大産地。ゴシック様式のサンタンドレ大聖堂、ボルドー美術館。 壮大なブルス広場では三美神の噴水が中心に置かれ、水面が鏡のように反射して建物を映し出す「水の鏡」を見渡すことができる
「月の港」。「三美神」。「水の鏡」。ああファンタジーがはじまる。それは夢の国。ネーミングが優勝している。続きます。↓
直線距離でパリから498km。市の中心部および南側へかけては旧市街地。18世紀に城壁を取り壊し近代化の手が入ったが、狭くてまがった古い通りを多く残す。市中心部すぐ北側には、18〜19世紀の都市計画による大通りがある。街をガロンヌ川が横切っている。ガロンヌ川最下流の橋であるアキテーヌ橋(fr:pont d’Aquitaine)がある。長い間、橋が架かっておらず、ボルドーの市民は、敵に対する自然の防御とみなしていた。世界で最も高いワインを産するサン=テミリオン、ポムロール、フロンサックといった世界的ブドウ園が、ボルドーから約20kmにわたって存在
とのこと。街の成り立ちについては、↓
ボルドーの町は紀元前300年にケルト系ガリア人によって創設され、ブルティガラと呼ばれた。紀元前1世紀にはローマに占領されて主要な交易港となり、ワイン生産が盛んで商業地として栄えた
ワイン生産の歴史の長さ!たるや!!そして↓
10世紀後半にポワトゥー伯家がアキテーヌ公となった。1154年、アキテーヌ女公エリアノールが、後のイングランド王となるヘンリー2世と結婚したため、イングランド王(プランタジネット家)がアキテーヌ公となり、アキテーヌ公爵領およびボルドーは12世紀から15世紀にかけてイングランドの支配下に入った(アンジュー帝国)。イングランドへのワインの輸出港として栄えた
アキテーヌの連呼!!夢に出てきそう!!頼む!!勘弁!!それよりも、ですよ。月の港!港湾都市!なるほど。『港湾都市』という特徴こそが、福岡市とボルドー市との共通点のようです。
おや、そういえばカリフォルニアのオークランド市も中華人民共和国の広州市も港湾都市でしたね。謎は全て解けた!!(推測)
(※↑こちらアキテーヌ橋とガロンヌ川の様子)
気持ちがすっきりしたところで、お次はボルドー市の有名スポットを見にいきましょう。まず「ペイ・ベルラン塔(サン・タンドレ大聖堂)」。
こちらは↓
3ヶ所がフランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のモニュメントとして1998年に世界遺産に登録されている。
とのこと。それから「ブルス広場」。↓
先ほどの説明にもあったように↓
三美神の噴水が中心に置かれ、水面が鏡のように反射して建物を映し出す「水の鏡」を見渡すことができます
そして「アキテーヌ博物館」。
「ボルドー美術館」からの↓
「サン・ミッシェル大寺院」。↓
といったところで、ボルドー市散策はこれにておしまい。美しい街並みをしかと堪能いたしました。眼福である。
次回はニュージーランドにオークランド市を訪ねます。お楽しみに。↓
※追記(2024 夏)
後日(2024夏)、夏真っ盛りの8月某日。↓
福岡市博多区山王にある「博多市民センター」を訪ねたところ↓
ロビーにこんな展示がしてあって、↓
ボルドー市と福岡市の姉妹都市締結の背景は↓
こういうことなんだそうです。↓
1977年、当時の九州日仏学館館長から縁組の話しが持ち込まれました。市民レベルの交流の積み重ねが実り、相互訪問を経て、提携に至る
これは意外な答えであった。
完。
【フランス ジロンド県ボルドー市】