旧大田邸北東隅に鬼門除けの樹木【坂本のムクノキ】

昨年のこと。福岡県太宰府市坂本地区に鎮座する『坂本八幡宮』そばを歩いていたら、小路のわきに大きな木がのびているのを見つけたんです。

っていうお話を最近思い出しましたので、今更ながら語ってみたいと思います。こんにちは。すっかり忘れていたんですよ、はい。

さて、『坂本八幡宮』からちょっと進んだところの、小路の角。どうです、この立派な木の姿。

ザ・木って感じ。しますよね。どこから見ても、立派な木。そばに説明書きがありましたので、

さっそく読んでみたいと思います。↓

坂本のムクノキ。ムクノキは落葉高木。花期は4から5月。本樹は旧大田邸北東隅にあり。鬼門除けの樹木と言われていました

続きます。↓

樹高25.5m。高さ3mほどで幹は4つ、枝は8つの手状に広げています。根元には大蛇のような大きな根が7mほど地表面を張っています

そして↓

ムクノキとしては「若宮神社の杜」に次ぐ大きさを誇り、市の天然記念物に指定されています

とのこと。「若宮神社の杜」?と思ったら、3年前に訪ねたことがあって、

その記事から参照してみますと、↓

この杜は3本のムクノキの巨木で形成されています。近くの国分天満宮の祭りなどに枝を用いる以外は人の手がほとんど加わっていない森です。

ムクノキの根元にある小さな祠は『若宮神社』とよばれています。石祠の前にある礎石は「筑前国分寺跡」のものが移されたとされています

だそうです。(※3年前の撮影した『若宮神社の杜』↓)

また、ムクノキに関してwikipediaでより詳細について調べてみると、↓

果実は甘酸っぱく、ムクドリなどの小鳥が集まる木で知られる。ざらついた葉が漆器などの研磨剤に、かたい材は運動具などに利用される。

ムクドリが実を好むのでムクノキになった説。剥く(ムク)からムクノキになった説。「磨く」を意味する古語「むく」から「むくの木」となった説がある。

熟すと黒紫色になり、乾燥して食用になり、味は非常に甘く美味。ムクドリ、ヒヨドリ、オナガなどの小鳥が好んで果実を食べに集まり、種子の散布にも関与している。

とありました。完。

【坂本のムクノキ】

福岡県太宰府市坂本3丁目15-10