さよならだけが人生なのか【西南杜の湖畔公園】

以前、読書をぶちかましていたところ、その本の中に興味深いお話があったんです。

それは読者へのアドバイス的な感じで「自分の木を探してみてはどうです!?」とかそんな内容。

木を植えるということではなくて、街に植えてある木を一つ勝手に選び、それを『自分の木』として親しみを持ってはいかが、ということ。

今まで考えたこともない愉快なアイデア!

なんだか新鮮な気持ちになりました。

 

それから数年の時が経ち、先日のこと。

福岡市城南区にある【西南杜の湖畔公園】を訪ねた時に、このお話をふと思い出したんです。

公園の場所はというと

以前訪れたことのある『菊池神社(胴塚)』のそば。↓

ちなみにこちらの公園、

元々西南学院大学(↓)の敷地だった場所が

福岡市に譲渡されて整備されたもの、なんだそうです。

広々とした園内には広場やグラウンドがあったり

また竹林や池など自然がたっぷり。

遊歩道もきれいに整備されていて、散策にうってつけ。

とても過ごしやすそうな公園です。

とりあえず園内を気ままにぶらぶら歩いるうちに

ふとあの本の一節を思い出したので、さっそく良さげな木を探してみることにしたのであった。

ところで、なにを持って「良さげ」なのか。それはフィーリング。それは運命。

そんなこんなで、ピンとこないなりに、一応自分の一本を見つけました。

見つけてはみたものの!問題発生。というのも

とにかくこの公園ったら、家からずいぶん遠いんです。

だから、今後再び「自分の木」を見に来るかといえば、答えはNO。可能性は低いでしょう。つまり

会ったばかりだけどお別れです、うちら。さようなら愛しい人よ。あ、木か。

だってもうすぐ春だもの。お別れの季節だから。


【西南杜の湖畔公園】

福岡市城南区干隈2丁目33-6