こんなに駅近だと水城的に便利01/02【水城05】

少し前のことですが、私は福岡県太宰府市にある【大水城跡】の東端を訪ねました。(→大水城の東端からハロー01/03【水城04】)↓

四王寺山の山すそが【大水城跡】の一番東端になっていて、そこから【水城跡】は西へ約1.2キロのびていくという風になっている。↓

ところで【水城跡】とはなにかといいますと↓

遠い昔、唐・新羅の来襲に備えて、朝廷が造った防衛施設の土塁のこと。唐・新羅の連合軍が攻めてくることはなかったので、使われることは一度もありませんでした。

その【水城】の跡が現在も残っているんです。

東端からのびる水城の土塁は少し進んだきりで、途中でいったん途切れてしまいます。↓

というのも国道・御笠川・西鉄大牟田線がいっせいに横切る場所があるためなんです。

その途切れたところまでを前回訪ねましたので、今回はその続きから再び辿ってみよう!ということでよろしくお願いします。↓

それではさっそく、途切れたところから再スタート。こんな感じになっていて↓

その先は国道。↓

九州自動車道が上をクロスし、向こうには御笠川が流れ、西鉄大牟田線が駆け抜ける。路線でいうと、西鉄下大利駅と西鉄都府楼前駅の間の区間。

この土塁が途切れた場所は、同様に私たちも途切れているのである。つまり続きの水城跡に沿っていくことができないんです。ぐるっと迂回しないといけない。

迂回できる道を探して少し進んでみると、「川原地下道」がありましたので↓

くぐってはみたけれど、ただたんに国道を越えただけ。目の前の御笠川がさらに私の行く手を阻むのだ!!↓

いったん戻って他の地下道を探してみると、今度は「紺町地下道」を発見。↓

さっそくダッシュでくぐり抜けると↓

下を流れる御笠川に「下川原橋」がかかっていて↓

もう少し進んでみると、九州自動車道の下にトンネルがあって↓

トンネルを抜けるとそこは住宅街。



通りの隅には『旧小字 室町』の石碑。↓

そのまま住宅街を縫っていくと、ようやく『水城駅前通り』に出てきました。↓

通りに沿って走っているのは『JR鹿児島本線』で、すぐそばに『JR水城駅』があって

そしてこちらの【水城土塁断面広場】。それはつまり↓

私は再び水城跡(続)に合流できたのであった。やったー。だ、断面!?えやだ。

といったところで、今回はここまで。次回は周辺をじっくり散策してみます。

よろしくどうぞ。次回はこちら!(→こんなに駅近だと水城的に便利02/02【水城05】


【水城土塁断面広場】

福岡県大野城市下大利3丁目2-9