那珂川が生んだメイプルクイーン【ミリカローデン那珂川】
先日、福岡県那珂川市の仲地区に、複合施設【ミリカローデン】を訪ねましたので、今回はそのお話です。
【ミリカローデン】とはいったいどういったものなのか。その名の意味はなんなのか。↓
那珂川市のwikipediaによりますと↓
ミリカローデン那珂川は那珂川市仲にある複合文化施設。820席の文化ホール・15万冊の蔵書を持つ那珂川市図書館・屋内プールや生涯学習センターなどがある。また、那珂川市出身の松口月城の功績を称えた松口月城記念館も併設されている。ミリカローデンの名前の由来は、那珂川市の木であるヤマモモ (myrica) とまちの花である筑紫シャクナゲ (rhododendron) に、広場 (garden) を合わせて新しくつくられた造語である
ということなんだそう。ミリカ+ロー+デン。力作!↓
さっそく敷地内をウロウロしていると、『健康ウォーキングコース』の案内が。↓
どうやらここからすぐのところには、以前訪ねたことのある『現人神社』が鎮座しているみたい。↓
また、こんな説明書きも設置してあって↓
読んでみると↓
仲(ちゅう)遺跡。この辺り一帯は縄文時代から古墳時代にかけての遺跡が眠っています。ミリカローデン建築前の調査では、古墳時代の竪穴式住居跡が33棟見つかり、大きなムラが広がっていたことが分かりました
続きます。↓
倉庫、集会所と思われる大型建物跡なども一緒に見つかり、貴重な発見です。出土品にはつづみ形器台など山陰地方の土器も発見され、交流の広さの手掛かりになります
とありました。さらに、図書館がリニューアルオープンしたよ、の案内があったり、↓
なにかを表現しているオブジェだとか、↓
とにかく色々立ち並んでいる中に、↓
特に目立って気になる碑がありましたので、↓
おやおやと近くへ寄って見てみると、↓
柴田徳次郎先生之碑。学校法人国士舘の創設者・経済博士柴田徳次郎先生は明治23年那珂川町別所に生を享け、国士舘を創設
とのこと。国士舘だって。名前くらいは聞いたことありますよ、箱根駅伝で。でも詳細は良く分かりません。
そこでいつものように、wikipedia『国士舘大学』の項より参照してみたいと思います。↓
東京都世田谷区に本部を置く私立大学。1917年に柴田徳次郎により創設された私塾である国士舘と、それに続く旧制中学校が母体となって設立された大学。私塾国士舘は玄洋社の流れを組む青年大民團の思想を広める教育機関として設立された
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校章は楓をイメージ。深紅の楓の色をオリジナルの国士舘レッドとして使用。ミスコンテストの優勝者を『ミス国士舘』ではなく学章の楓にちなんで『メイプルクイーン』と呼ぶ。
国士舘の設立を協議する有志の中には、玄洋社頭山満氏の姿。頭山満についてはこちらの記事も!↓
ではお次に、『柴田徳次郎氏』の項からも参照してみます。↓
日本の保守思想家、教育者。経済学博士。国士舘創立者。正四位勲二等瑞宝章受章。福岡県那珂郡別所村(現:那珂川市別所)出身。父親の破産によって苦学を強いられるが、周囲の支援によって16歳で上京、正則英語学校に進学。芝中学在籍中の牛乳配達を通じて頭山満、野田卯太郎と面識を持つ
続きます。↓
早稲田大学専門部入学。緒方竹虎・中野正剛・中山博道の知遇を得て、1913年、青年大民団を組織。1917年11月4日、大民団の私塾として国士舘を創設1946年に公職追放を受けるも、1953年に追放解除。1973年1月26日、83歳で死去
とのこと。といったところで↓
それでは、いよいよ図書館へいざ入館。館内は撮影禁止でしたが、とってもおしゃれな雰囲気で、素敵ぃって感じでした。完。
【ミリカローデン那珂川】
HP:ミリカローデン那珂川
福岡県那珂川市仲2丁目5-1