鏡に映るのはきっと自分じゃない誰か【衣掛天満宮】
福岡県太宰府市の『水城大堤』のあたりで
福岡日田線を左にそれた小道の途中に↓
【衣掛(きぬかけ)天満宮】が鎮座しています。記述によると、少なくとも300年前にはすでにこの地に建立されていたのだそうです。 ↓
天満宮ということですので!?ご祭神は「菅原道真公」。
ご存知の通り、菅原道真公は京から大宰府へと配流されました。
その長い旅がいよいよ終わろうというタイミングで、この「国分」の地でひと休み。↓
装束を着替えるため、松と石に衣を掛けた場所が、こちら『衣掛天満宮』だといわれています。↓
衣を掛けた松が「衣掛松」で、衣を掛けた石が「衣掛石」。どちらも天満宮に祀られているとのこと。
松は昭和28年に枯れたけれど、形を変えて扁額となり、現在も拝殿に掛けられており↓
一方の石のほうは、福岡日田線沿いにあるこちらの祠らしいんだけど↓
どうでしょう。そんな感じがするんだけども!違ったらごめんね。↓
また道真公が着替える際に、その姿を池に映したという【姿見の井】が【衣掛天満宮】の近くにあります。↓
この地で自分の境遇を想い、悲しみに暮れ、そして涙で濡れた頬をぬぐう道真公。↓
池に映る自分の姿を見ては、また涙が流れる。ため息しか出ない。
その気持ち、分かりみ深し。
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【衣掛天満宮】
福岡県太宰府市国分2丁目15