馬車鉄道に揺られるあなたが【太宰府馬車鉄道】

以前、二日市にある『福岡共同公文書館』を訪ねた時のことです。メインの催し物とは別に、

館内入ってすぐのロビーにて、九州福岡特に二日市にまつわる鉄道の展示がずらっと並べられていたんです。
(NPO福岡鉄道資料保存会/二日市太宰府を巡る鉄道交通の発達史)

そこで見た資料の充実っぷりに圧倒されたわけですが、中でも気になったのが「太宰府馬車鉄道」のこと。

展示によりますと(参照させていただきます。ありがとうございます)、↓

きっかけは1902年の「太宰府天満宮菅原道真公御神忌一千年大祭」。1901年、太宰府町の9名が個人の資格で太宰府二日市駅前を結ぶ馬車鉄道の特許を受ける。1902年の大祭に間に合わせるよう工事が行われた

とありました。ちなみに「一千年大祭」といえば、JR二日市駅そばに大祭記念の立派な鳥居が立っていますよね!

で、ですよ。結局のところ、馬車鉄道っていうのは馬車?鉄道?いったいなんなんです?

気にはなっていたんだけど、結局そのままそれっきり。興味ははるか忘却の彼方へ。すっかり忘れてしまっていたのでした。

 

だがしかし、つい先日『太宰府市文化ふれあい館』を訪ねた際、

館内にて配布されていた解説シートの中に、この『馬車鉄道』をテーマにした1枚があって!ありまして!

ついに、古の謎(私の中の)が解明される時がやってきたというわけです。今回はそのお話をしたいです。

ではさっそく読んでみたいと思います(参照させていただきます。ありがとうございます)。「解説シート49 まちと鉄道」より。

太宰府と近郊地域を結ぶ鉄道は、もとは参拝や観光利便を図るために発達したものです。明治22年、九州鉄道(現JR鹿児島本線)博多~久留米千歳川間が開通し、二日市に停車場が設置。太宰府の最寄駅は二日市でした

JR二日市駅。↓

続きます。↓

そこで二日市駅を起点とする鉄道敷設が計画され、明治35年、1000年大祭に、地元資本を中心とした太宰府馬車鉄道が開通。天満宮への参拝客の輸送を主に、九州鉄道(現JR)二日市駅から二日市の街中を通過して迎田~大阪~五条を経由し参道にいたるものでした

その各ポイントを地図で確認してみるとこんな具合。(ラインは私の推測です)↓

大阪という地区が分からないけど、それはさておき。参照はもう少し続きます。↓

馬車鉄道とは、道路に敷かれたレールの上を、馬が客車を引いて通るもの。明治40年、太宰府軌道鉄道へ社名変更。大正2年、動力を馬から蒸気機関へ切り替え

客車がレールの上を走り、それを馬が引っ張ったってこと?のようです。これが約11年続いたと。参照はまだ続きます。↓

大正4年設立の筑紫電気軌道は大正11年に九州鉄道株式会社に社名変更(前述の九州鉄道とは別)。その2年後に福岡~久留米間を開通(現西鉄大牟田線)。二日市駅(現西鉄二日市駅)設置により太宰府軌道と連結

ということは、もともとJR二日市駅から迎田、大阪そして五条を過ぎて参道へ進むルートの途中に、西鉄二日市が加わったということみたい。

あれ、でも現在、JR二日市から太宰府へ向かう鉄道はありませんよ!?と思ったら、それはこういうことらしいんです。↓

太宰府軌道は1025年大祭にあたる昭和2年に電化されることに。ですが、官線(現JR)二日市駅と迎田駅(現西鉄二日市駅)間ではしばらく蒸気機関車の運行が続きました

連結後、太宰府軌道の迎田駅が現在の西鉄二日市駅となったということ?そして↓

昭和4年、蒸気機関車は全廃。この区間には乗合自動車が走ることになりました

この昭和4年の時点で、JR二日市から西鉄二日市の間をのびていた鉄道(蒸気機関車)は消えてしまった、そんな歴史の流れみたい。

確認のため、再び、公文所館展示の資料内(NPO福岡鉄道資料保存会/二日市太宰府を巡る鉄道交通の発達史)、「馬車鉄道」の項に戻りますと(参照させていただきます。ありがとうございます)↓

太宰府馬車鉄道は1902年の千年大祭がきっかけ。1901年、太宰府から九州鉄道(現JR九州)二日市駅前を結ぶ馬車鉄道の許可を得る。1902年、太宰府馬車鉄道株式会社を設立

続きます。↓

1907年、太宰府軌道に改名。地域の鉄道であった。動力源は馬。1913年に蒸気機関車を導入。1921年には現在の太宰府駅から筑前勝田駅付近に至る宇美への延伸を計画するも失効

(※勝田駅についてはこちらの記事も!↓)

もう少し続きます。↓

1924年、福岡と久留米を結ぶ九州鉄道(現在の西鉄大牟田線)が開業。太宰府軌道の九州鉄道二日市駅乗り入れ。太宰府軌道は九鉄(西鉄)二日市から湯町口(JR二日市)間を廃止。1934年、太宰府軌道は九州鉄道に合併

とありました(NPO福岡鉄道資料保存会資料を参照させていただきました)。

とにもかくにも、新年一発目に、知らない歴史を知ることができました。明けましておめでとうございます。

今年も何卒よろしくお願いしますよ!!頼みますよ!!終わり。