名香野駅ああ名香野駅よ再び【千早中央公園】
先日、福岡市東区の千早地区に寄りましたので、そのお話をしたいです。↓
遠い昔のことですが、私はわりとこの近辺に馴染みがあって
今回は、それからずいぶん時を経て久しぶりの訪問になるんです。
街はすっかり様変わり。時間の重さをビシビシ感じるのであった。
かつてここには西鉄名香野駅があって
その改札のところで私は同級生がデートをしているのを目撃してしまったのだった。
突然のことに焦った私は、ばれないように駐輪場のほうへ姿を隠し
それからチェッと思ったのであった。ああ思い出しただけで胸が痛い。
もちろん良い思い出も少しはあるんだけど、それは言いません。↓
そんな名香野駅前には停車場っていうんですか、広大なスペースがあって、その上に橋が架かっていたんです。
もうとっくの昔に失くなっていますが、その名残が近くにあるとききましたので↓
向かってみたいと思います。
西鉄千早駅から歩いて5分ほどのところに公園があって、その名は【千早中央公園】。↓
公園入口のところに説明書きのモニュメントを見つけました。↓
読んでみますね。↓
千早中央公園は香椎副都心土地区画整理事業地内の香椎操車場跡地に整備されました
停車場ではなく操車場跡でした。続きます。↓
香椎操車場は昭和34年に貨物専門の操車場として解説されましたが、その操車場と鹿児島本線・西鉄宮地岳線を横断して千早と若宮方面を結んだ高架橋が【千早陸橋】
写真のモニュメントは、5連のワーレントラス橋であった【千早陸橋】の一部を活用したものだそう。ちなみにトラスというのは↓
トラスは、三角形になるように棒材を両端で繋いだ構造を多数組み合わせたものであり、それを繰り返して主構を構成する。トラス橋の特徴はトラス部材には軸力のみが生じるとして設計される点である。(wikipedia 「トラス橋」より)
説明書きはもう少し続きます。↓
香椎操車場は昭和30年代から大きな役割を果たし生活に欠かせないものでしたが、時代の移り変わりにより昭和59年に操車場の使用停止。平成16年には陸橋も撤去されました
陸橋は確か車道と歩道がしっかり分かれていて、千早側の橋の端はくねくねと細い道が曲がりくねっていたんです。そこを自転車で全力で下って、知らないおじさんに怒られたなあ。↓
当時の橋の雰囲気。(モニュメントの写真をお借りしています)↓
こちらがかつての操車場。(モニュメントの写真をお借りしています)↓
あちらに見えるベンチも、橋をモチーフにしたデザインなのかな。↓
心の奥に仕舞っていた思い出がどっと噴き出して、
あのころに戻りたいなあとか言いたくなりそうなので、さっさと帰ることにしたのであった。おわり。
【千早中央公園】
福岡市東区千早4丁目12-8