それは土地の神の怒りの騒音【白木原地禄神社】
先日、春の陽気に誘われて、福岡県大野城市にある西鉄白木原駅近辺を駆け抜けていたんです。
そしてふっと振り返って見てみると、ちょうど頭上を電車が通り過ぎていて、ああ白木原駅はもうとっくに高架化されているんだな!?と感慨に浸ったのであった。こんにちは。
そんな白木原駅そばの細い路地を抜けていくと、
角のところに【白木原地禄神社】が鎮座。さっそくお邪魔したいと思います。
が、どうやらこちらは境内の裏口のよう。神苑明浄。
裏側はこう。開運なんとかとか。↓
そこでひとまずぐるっと廻って表側へ向かうことに。↓
扁額には「地禄神社」と記してあります。↓
境内に入ると、猿田彦命!?の碑があって
すぐのところに由来書きがありましたので、
さっそく読んでみると、↓
ご祭神は「埴安命」。由緒は詳らかではありません。「埴安命」は土地の神といわれています
「埴安命」を祀る地禄神社の「地禄」というのは↓
大地から与えられる幸、そして土地を富ませる意。そこから、農耕社会の生産を司る神として崇められてきました
とのこと。
遊具があったりするのは、神社境内あるある。
注連柱。↓
静かで落ち着いた雰囲気の境内です。↓
手水舎。↓
狛犬!↓
樹齢420年だとされる樟。↓
そして拝殿。↓
ちらっと失礼して。↓
本殿。↓
ところで、なんですが。↓
ここ「白木原」という地名。気になりますよね。なんなんだと。どういうことなんだと。
そこであれこれ調べてみたところ、
以前訪ねたことのある『大野城心のふるさと館』の↓
ユーチューブチャンネル内の番組【ここふる学校】には(※大事なシーンに子どもの声が被ってバリうるさい)↓
まず一つには、新羅(しらぎ)の人が日本にやってきたから説。新羅→白木。これは時代考証的に可能性薄!?次に、(クスノキやカシといった)照葉樹林の見た目から白木説。最後の3つ目は、汁処(しるき)=湿地→白木という地形説
と3つの説が示され、それぞれが丁寧に解説してあり、大変ためになる内容でした。
とても面白い動画でオススメです。撮影環境がちょっと騒がしいのも、あえてね、逆にね説。そういったところでしょう。逆に。
【白木原地禄神社】
福岡県大野城市白木原1丁目9-17