試しに声に出してみたりして【別所毘沙門天】
福岡県那珂川市の別所地区。
福岡早良大野城線から山の方へ少し入ったところに【大山住神社】が鎮座しており、境内には【別所毘沙門天】のお堂があると聞きましたので、訪ねてみることにしました。
入り口には【那珂川新四国八十八ヶ所の第五十九番札所 別所毘沙門天】と記してある看板が立っており↓
導かれるまま入っていくと、まず階段がのびています。↓
そのまま参道を進むと鳥居があって↓
鳥居をくぐった先のこちらが【毘沙門堂】。↓
堂の中には、毘沙門山の山頂にあった「毘沙門天の像」が奉納されているそうで、
おそらく奥に見えるあの像なのかな。どう、見える?堂だけに!!
では由来書きを読んでみます。↓
奈良・平安・鎌倉時代にかけて背振千坊と栄えた背振山東門寺の北方を守る大切な毘沙門寺院であった。
以前、毘沙門天像を修理に出した際、九州には三体のみで現在はおそらくこの一体しかないだろう、鎌倉時代まで十分さかのぼる大切な仏像であるといわれた
とあります。また、毎年冬至の日には、この地で「毘沙門天祭」が行われ↓
当日の南瓜ぜんざい(銭財)はよく知られていて、近郷の善男善女の参拝者で賑わいます。
南瓜ぜんざいを食べると、中風にならないそして火災の火元を出さないと代々申し伝えられて、家内安全・商売繫盛の仏様であると、今でも盛大にお祭りをなされている
とのこと。さらにこの大祭では『福銭』なるものがあるそうで、これは
50円と5円を預かって持ち帰り、翌年倍にしてお返しするもの
なんだそうです。さて、境内奥まで足をのばしてみますね。
すると、【毘沙門堂】から階段を上った先に【大山住神社】が鎮座しており、↓
境内には監視カメラがあるって書いてあって↓
タイミング的に辺りに誰もいなかったので、試しに私は、監視カメラと呟いてみたのであった。完。
【別所毘沙門天】
福岡県那珂川市別所687