葉っぱを拾ったふりだけど【須玖住吉神社ナギの杜】

福岡市南区にある福岡女学院の、そのわりと近くに、ユニークなスーパーがあるらしい?と、そんなお話を聞きましたので

さっそく出かけてみたんです。そしてその道すがらのどこかの路地で

ふとこんな案内板を見つけたのであった。そこには【ナギの杜、住吉神社】とあります。

せっかくですのでちょっと寄ってみますね。つまり今回はそのお話です。(スーパーの話しはありません。結局行ってないから)

さて案内板に導かれるまま歩いていくと、そこには鳥居があって↓

振り返るとこんな景色。↓

鳥居すぐのところに説明書きがありましたので↓

さっそく読んでみると↓

県指定天然記念物「住吉神社のナギの杜」。ナギはマキ科の暖帯性常緑高木。1977年に春日市の木に選定。ここ住吉神社境内には大小75本のナギの木が群生。神社改築のたびに伐採して利用しました。1963年には福岡県の天然記念物にも指定されました

続きます。↓

ナギは「凪ぎ」に音が通じることから、航海安全に尊崇されていたようです。切れにくい葉をお守りに入れて災難除けにする風習は各地に見られます。須玖地区においては、縁結びのお守りとして、婚儀の際に、花嫁が衣装の中にはさむという習わしがありました

風習のお話はいつ聞いても面白いもの。さて説明書きには由緒に関するお話もあって↓

「表筒男命」「中筒男命」「底筒男命」の住吉三神がご祭神。境内神には「猿田彦大明神」。11月第1日曜日に執り行われる例祭は海神の祭祀を色濃く反映。神前にお供えした大鯛2尾を拝殿の前庭で焚火して焼き、宮座全員が塩をつけて柳箸で食べ、五穀豊穣・家内安全を祈願しました

また↓

由緒としては『筑前国続風土記』に「住吉大神社ヲヲシモ十戸の産神なり。此祠を三の宮と称す」とあります

とのこと。

 

それでは境内へ。ここがナギの杜で↓

境内神猿田彦。↓

杜の奥はいい感じに光が射しており↓

ところでどれがナギなんです!?↓

注連柱があって↓

社殿。↓

住吉神社。↓

本殿。↓

この辺りで鯛を焼くのかな。↓

ちなみにまだこの訪問時は、スーパーへ行く気まんまんでしたので、その勢いでうきうき境内を出て

それから路地を先へ進んでいたら↓

おや公園が。こちらは「須玖中の宮公園」というらしく、その隅っこのところに

再び説明書きがあって↓

そこで、久しぶりに真剣な眼差しで読んでいたら、なんだか肝心のスーパーはまた別の機会にって気分になったのだった。

次回に続く!↓


【住吉神社(下の宮)】

福岡県春日市須玖北3丁目