モータープールっていったいなに【春日原白木原界隈01】

前回に続きます。

前回、福岡県春日市にある春日公園を、

米軍基地ベースがあった当時の様子と照らし合わせながら(雑誌『kasuga』からの参照です。ありがとうございます)

ぐるり一周歩いてみました。

米軍基地春日原ベースはこの春日公園内だけには収まらず、春日原から白木原にかけて、より広範囲に広がっていたとのこと。

そこで今回も前回同様、雑誌『kasuga』より参照させていただきながら、ざっくりかつての米軍基地春日原ベース界隈を散策してみたいと思います。

ではまず、当時の様子を地図に書き込んでみましたので、こちらを眺めながらウロウロしていきますね。

黒い枠内が春日原ベース。では出発です。

今回のスタート地点は春日宝町。それよりもさあ、ったく、雨だよ雨。

さて目の前を横切るのが春日中央通りで、

通りの向かいには航空自衛隊春日基地の北地区門が見えています。そしてここは、先ほどの地図からも分かるとおり、

かつて米軍基地春日原ベースの『北門』だった場所で、

北門を抜けたベース内の様子(現自衛隊敷地内)は、こちらも先ほどの地図に書き込んだように、モータープールがあったりボーリング場があったり。めちゃめちゃ楽しそう。

 

それでは自衛隊基地をあとにして、雨の春日中央通りを左へ進むことにします。

こちらの横断歩道を右へ進めば、

警察署それから春日市役所を過ぎて春日公園へと続きます。

ちなみに春日市役所の辺りには、ベース時代『ランドリー』があったとのこと。

今回は右折せずにそのまま真っ直ぐ歩いていきますよ。するとおやまあ、ビルディングの片隅に説明書きが立っているじゃん!?

なんだろう。ちょっと読んでみることにします。↓

原町遺跡。1969年、路面下で銅戈(どうか←青銅のほこ・祭具)48本が発見。茎(なかご←つかの中にはいった部分)と鋒(きっさき←刃物の先端)を交互に並べ、身を立てて埋納された状態で出土

続きます。↓

遺跡の全容は明らかではありません。西方遺跡(ここより西へ1.5キロ)や紅葉ヶ丘遺跡(ここより南西へ2キロ)とともに、弥生時代後期を知る上で貴重な資料となっています。南西へ500mの丘陵上には弥生時代後期の立石遺跡があります

とのこと。こちらが銅戈で、↓

出土状況。↓

かつて「官道」が走り「競馬場」が設置され「造兵厩」が設置され、それから「米軍基地ベース」へと姿を変えてきたこの地。そのずっとずと前には、銅戈が出土する原町遺跡の姿があったということ。

では先へ進みます。すぐそばには巨大ビルディング「クローバープラザ」。↓

そこからさらに真っ直ぐ進むとJR春日駅がお目見えです。↓

怪しげなモニュメントが雨の春日に聳え立つ!激映え!ってこともないけど。↓

駅そばに地図がありましたので、チェックしておきましょう。↓

ここからは線路に沿って春日原ベースの端を進んでいくわけですが、お話は次回に続きます。

よろしくお願いします。

【春日公園】

福岡県春日市原町3丁目