ビッグネームが訪れがち【平尾八幡宮】
福岡市中央区の平尾地区に【平尾八幡宮】を訪ねました。
西鉄平尾駅から徒歩10分ほどの場所に鎮座。高宮通りを渡って住宅街へ入り、ゆるやかな坂を少し進めば鳥居が見えてきます。↓
ご祭神は「八幡大神(応神天皇)」「神功皇后(応神天皇の母神)」「珠衣姫命(神武天皇の母神)」の三神。
由緒書を読んでみると、こんな具合。↓
ずっと昔、仲哀天皇と神功皇后が熊襲平定そして三韓遠征のため、九州へやって来ました。
その際に休憩地として選んだのがこの地(当時は少し離れた場所)。
また、それからしばらく後のお話。今度は豊臣秀吉がやってきた。↓
秀吉は、仲哀天皇と神功皇后が立ち寄ったという言い伝えを重んじて、九州遠征の際にこの地(同上)を通ったといいます。
だそうです。
もとは『古宮』と呼ばれていて、今の場所から少し離れたところにあったけれど、17世紀になって現在の場所へ移されました。そして18世紀に社殿が建てられました。
拝殿。↓
境内の片隅には【平尾天満宮】が鎮座。
こちらには『菅原道真公』が祀られています。↓
というのも、道真公もまた、大宰府へ左遷される道すがら、この地(平尾山麓の丘)へ立ち寄っていたそうなのです。
そして石によっこらしょと腰掛けて辺りを見渡し、自身の境遇に頬を濡らしたことでしょう。
ちなみに【平尾天満宮】は昭和61年に平尾3丁目の高台から現在の場所へ移遷されたとも書いてありました。↓
道真公が腰掛けたという石のレプリカ(菅公御休之石)。↑
こちらは【山之神社】。金運・財運そして家内安全にご利益があるのだそう。↓
さて、なんだか疲れた私は、ちょっと黄昏れてみたくなったので↓
試しに道真公っぽく石に腰掛けてみると、こんな具合。↓
ちなみに【平尾八幡宮】へやってきた順番でまとめてみますと↓
まず仲哀天皇と神功皇后、それから道真公がやってきました。
そして豊臣秀吉がやってきてから、満を持して私が!!恐縮です。
【平尾八幡宮】
福岡市中央区平尾4-10-38