そこらでブウウーンって鳴り始めた場合【夢野久作/一行寺】
夢野久作は福岡出身の偉大な作家で、代表作『ドグラマグラ』で良く知られています。
こちらは日本の「推理小説三大奇書」の一つだとされているそうで、タイトルからして、もういきなり怪しさの極み。極まっている。
そんなおどろおどろしい作品『ドグラマグラ』を、今回ざっと読んでみましたので、そのお話をしてみたいです。こんにちは。
ではまず、読んだ内容を個人的にざっくり要約してみたいと思います。↓
記憶を失った主人公が精神病院で目を覚まします。若林博士の助言を得ながら、主人公はなんとか記憶を取り戻そうとするのです。
そんな主人公には、なんと殺人事件の容疑がかけられていたのだ!!その真相やいかに!!そして胎児の夢とは???脳髄!?
といったあらすじ。分かりますか!?私はよく分かりません!!さっぱり分かってないです。許して、頼む。
そこでwikipediaから引用してみるとこんな具合。↓
大正15年頃、九州帝国大学医学部精神病科の独房に閉じ込められた、記憶喪失中の若き精神病患者の物語(と思われる)であり、「私」という一人称で語られていく。
彼は過去に発生した複数の事件と何らかの関わりを有しており、物語が進むにつれて、謎に包まれた一連の事件の真犯人・動機・犯行手口などが次第に明かされていく
そういうことです。そういうことらしいんです。
ちなみにこちら『ドグラマグラ』は1988年に映画化もされているとのこと。↓
『読むと精神がどうにかこうにか』という本の宣伝句は、実際に読みすすめてみると、レトリックというかああなるほどといった感じがあるかもしれません。
タイトルとカバーイラストに惹かれて文庫本を買ったけれど挫折。なにしろ読み進めることが難しい。つらみの極み!!(前半は特に厳しかった)
そんな時には一度あきらめて、短編作品『瓶詰の地獄』から入ってみるのもいいかもしれません。まあ無理して読むこともないんですけど。興味があれば是非。↓
さて。作者である夢野久作は作品【ドグラマグラ】に10年以上の年月を費やし無事に刊行したのですが、その翌年に47歳という若さで息を引き取ったとききました。↓
夢野久作のお墓は、福岡市博多区の呉服町地区にあって、↓
ブウウーン。
またこちらは、夢野久作ら当時の九州文壇の人々が通ったという喫茶店『ブラジレイロ』。↓
元々は東中洲河畔にあったけれど、↓
戦後福岡市博多区の店屋町に移転したとありました。
【一行寺】
福岡市博多区呉服町9-23
【ブラジレイロ】
福岡県福岡市博多区店屋町1-20