巨石の下でアイテムゲット【那国の丘歴史資料館】

福岡県春日の、とある丘の周辺には弥生時代の遺跡群が密集しています。その地区の名前から総称して、一帯の遺跡群を【須玖・岡本遺跡】と呼んでいます。

この遺跡は、金印「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」で知られる「奴国」の中心地であったとされています。

それは、数々の出土品や30面もの中国鏡といった副装品が発掘され、そのことから考えられうる王墓の発見が大きな確証になっているようです。



中国の『後漢書』には奴国のことがこう記されています。

【建武中元二(57)年、倭の奴国、奉貢朝賀す】

ですが、この王墓が示す王は、時代的に考えると金印が指す那国王ではなく、その数世代前の王であるとのこと。

この【須玖・岡本遺跡】の一部が、1992年から1997年にかけて【那国の丘歴史公園】として整備されました。

公園内には、発掘調査時の甕棺墓を見学できるドーム型の覆屋Aと覆屋Bや

竪穴式住居跡そして

少し離れて磐若池、上散田池、そして那国の森があります。

これは奴国王墓の甕棺が下に眠っていたという「王墓の上石」。

1998年に現在の場所に移されたとのことで、発掘された場所はこちら(現在は空地)。

さて、この王墓の上石のお話です。

1899年、吉村源次郎さんは家を新築しようと思い立ちました。その際、家の脇にあるどでかい石が邪魔だったわけです。



これをなんとか動かして掘ってみたところ、甕棺と『玉・剣・鏡』という三種の神器の原型となる副葬品などが多数出土したのです。

まずなにが驚きかって、こんなでっかい石をずーーっと長い間誰も動かさないでいたこと。

気にはなっていたけれど、触るに触れずといった感じだったのかもしれませんね。

公園の一角にあるのが【那国の丘歴史資料館】。1998年の開館です。

青銅器や鉄器、甕棺や那国王墓の復元も展示されていました。その他、民俗資料のコーナーも。

公園も資料館も全部見て回って、全部無料!!充実感でお腹いっぱいです。

人もほとんどいなくて、のんびりできました。

一つ問題は、公園までの行き方の難易度が高いです。しっかり地図を眺めて目指してください。

細い道が多いので、迷子になるかもしれません。

そのついでに、どこかで秘密の巨石を見つけるかもしれませんけど。

【那国の丘資料館】

福岡県春日市岡本3-57

開館 9:00-17:00(第3火曜日が休館日)

入場無料

駐車場:有