やばやばのやば【人面墨書土器/仲島遺跡】

少し前のことですが、御笠川の河川敷を太宰府方面へ向けてチャリで走っていたら

案内板を発見しました。

立ち止まって読んでいると、【仲島遺跡】というのが、この辺りにあるみたい。

そしてそこでは、古墳時代から奈良時代にかけてのものが出土したと書いてあります。

私はその案内板の、下の出土物の写真を見て、運命を感じてしまったのでした。

やばい…。ばりやばい…。

前衛的っていうんですか。それでいて親しみやすさもある。↓

親戚の子どもが、親に怒られて泣いている。
どうしたのって聞いたら、落書きして怒られちゃったとか言う。
落書き見せてっていうと、はいこの土器って見せられたみたいな!!

私はそんな味わいを感じたのでした。
名前は『人面墨書土器』。是非この土器を一度見てみたい。

そこで私は地図に載っているこの【仲島遺跡】へ行ってみることにしました。

案内板の地図をたよりに、まずは目印である【仲畑中央公園】へ。このそばに【仲島遺跡】があるというわけ。

園内は親子連れでにぎわっています。
そして、なんかやばめなアトラクションがある。↓

これは管制塔を模したものらしい。というのも、この真上がちょうど飛行機の航路になっていて、ばんばん飛行機が飛んでくるから。

私も管制塔に上りたかったけど…。さすがにね。

【仲島遺跡】は公園の裏側にありました。といっても案内板だけですが。

ここでは古代中国のお金である『貨布』が発見されたそう。ん?『人面墨書土器』は!?

少し離れて、そばの川沿いにも案内板がありました。この周辺一帯が【仲島遺跡】ということのようです。

発掘作業の際に掘り起こされた土砂の中から発見されたのが、奈良時代のものといわれる『人面墨書土器』。ちなみに3つ発見されたのだそう。

他にも先ほどの『貨布』、古墳時代の『移動式かまど』などが発掘されています。

で、この気になるイラストはいったい誰よ。あんた誰なんだ。

大野城市のHPを参照します。

『人面墨書土器』とは墨で人の顔を描いた土器のことをさします。大野城市では仲島遺跡の東端部、御笠川の氾濫原の砂の中から3点の土師器の『人面墨書土器』が見つかっていています。そのうち2点は丸底(まるぞこ)の土師器(はじき)の鉢、残りの1点は土師器の甕に書かれていました。

そして↓

『人面墨書土器』は奈良時代から平安時代初めにかけて見られます。最も多く出土するのは奈良時代の都である平城京(へいじょうきょう)ですが、九州では仲島遺跡以外に、佐賀市の出土例が知られるのみ。いずれも多くが川や溝の中から出土しています。

また↓

「人面」は疫病神(やくびょうがみ)を表現したものといわれ、病気になった人が息を吹き込み、川や溝に流したものと考えられています。そうしたものは『人面墨書土器』という形以外に、人形や土馬などで表現されることがあります。

とのこと。あんた疫病神だったんだね。

で、ですよ。福岡県大野城市にある【大野城心のふるさと館】にはこの実物が展示されているらしいのです。

これは楽しみです!!見てみたい!!

それからしばらく時が過ぎ(すっかり忘れてた)、たまたま近くを通りかかったので、心躍らせて【大野城心のふるさと館】へ入館してみました。

2階の展示コーナーでは『貨布』がライトで照らされています。

こちらは『移動式かまど』。ん?人面墨書土器は!?(2回目)

スタッフの方に尋ねてみると

現在は貸出中でここにはないけれども来月には戻ってくるであろう。

とのことでした。対面はおあずけ。

いやあ、焦らされてるう!!待ってる間に多分また忘れているだろう。


【仲島遺跡】

福岡市博多区井相田1丁目10

【仲畑中央公園】

福岡県大野城市仲畑2丁目6−15

【大野城心のふるさと館】

福岡県大野城市曙町3丁目8-3