黄金のマロウドほーれ【福岡の民話第1集/加来宣幸編01】

書籍『福岡の民話第1集/加来宣幸編』を読みましたので、今回はそのお話をしたいです。こんにちは。

福岡各地で集められた民話集。その中に気になるお話がありましたので、参照させていただきながら(ありがとうございます)見ていくことにしましょう。

ではさっそく始めます。タイトルは『ススキと人魚』(採集 福岡市地行東町 野村トキ子)。↓

冷泉の津・庄の浦に、ミソミという美しい娘が住んでいました

おやいきなり!!むむむ!!聞いたことのある女の名前。その名はミソミ!

 

そうです、以前訪ねた『龍宮寺』にて、お寺にまつわる昔話を読んでいたら、

その中にミソミの名前が出てきました。

それはこんな具合。↓

龍宮寺に伝わる本筋の人魚伝説とは別に、ミソミという少女が出てくる別の言い伝えも残っている

というもの。

では書籍に戻ります。↓

ミソミはきまって朝の浜辺を歩き、岬に腰をおろして漁師たちの船出を見送るのでした

続きます。↓

ある日、ミソミのそばに美しい少年が立っていました。若者は龍宮という海の都からやってきたとか言うし、さらにミソミをそこへご案内しようとかいう

ミソミもミソミである。美少年の誘いにいきなりオーケーするのでした。続きます。↓

その日から、港にミソミの姿は消えてしまいました。その一方、ススキがたくさんとれるようになりました

それから数年経ったある日のこと。↓

博多の浜の柳が池で大きな人魚が網にかかりました。人魚の顔をみた人々は、ミソミの顔じゃ、庄の浦のミソミじゃ、と人魚の顔にみとれるのでした

そしてその日から、

どういうわけか海ではススキがあまりとれなくなったのでした

こうしてお話は終わります。龍宮寺で採りあげたお話とほぼほぼ同じ内容でした。

それにしてもなんとも不思議な言い伝えです。まずミソミって珍しい名前がエキゾチック。

そして少年の名前はというと謎のまま。あと極めつけは、魚の顔ってとこ。人魚だからそりゃそうなんだけど、やっぱり怖いじゃんか!!

もう勘弁して!!終わり。

(※書籍『福岡の民話第1集/加来宣幸編』から参照させていただきました)